
ナリ
東京を拠点に、スモールビジネスを複数運営しています。サラリーマン時代に副業からビジネスを始め、その後独立。eBay輸出歴10年以上・最高月商1,300万円。
eBay輸出だけでなく、中国輸入・卸販売、自社EC、複数のオウンドメディア運営、リユース店舗の運営、実店舗ビジネスなど、さまざまな事業をゼロから立ち上げてきました。事業売却(M&A)は3回以上経験しています。
ナリブログでは、こうした実際の経験をもとに、eBay輸出・副業・スモールビジネスのリアルな情報を発信しています。
カテゴリーを変えるだけで手数料が5%以上変わるって知ってましたか?

eBayで商品を売るとき、落札手数料(Final Value Fee)は売上から自動的に引かれます。
この手数料、実はカテゴリーによって3.5%〜12%まで大きな差があります。
たとえば同じ1万円の商品を売るとして、手数料が10%なら1,000円の費用。
でも手数料3.5%のカテゴリーなら350円で済みます。
その差は650円。
利益率に直結する話です。
「どうせ似たようなものでしょ」と思っていると、毎回じわじわと利益が削られていきます。
カテゴリー選びは、仕入れや価格設定と同じくらい重要な判断ポイントです。
秘書カテゴリーで手数料がそんなに変わるんですか?知らずに損していた人、多そうですね…



僕も最初はカテゴリーを気にせず出品していました。手数料の違いを意識し始めてから、同じ商品でも利益の残り方がはっきり変わってきた実感があります。
ひと目でわかる!手数料の数字まとめ


まず全体感をつかんでおきましょう。
eBayの落札手数料は大きく分けると以下の4段階に分かれています。



9.15%と3.5%って、数字で見るとかなり差がありますね
カテゴリー別手数料、結局どのくらい違うの?


具体的な一覧を見ていきましょう。
ストアプランによって手数料が変わるので、まずはBasicプラン以上(9.15%が基本になるプラン)の場合で整理します。
なお以下の数字は執筆時点(2026年8月)の目安です。
eBayは仕様変更が速いので、最新情報は必ずeBay公式サイトで確認するようにしてください。
| 手数料 | 主なカテゴリー |
|---|---|
| 3.5% | Guitars & Basses(ギター・ベース関連) |
| 4% | Video Game Consoles(ゲーム本体)、デスクトップPC・ラップトップ・タブレット端末、CPU・RAM・マザーボード・HDD、プリンター |
| 6.15% | カメラ本体・ドローン関連、スマートフォン本体、コイン・紙幣、切手、DJ機器・プロ向けオーディオ、ゲーム本体以外のビデオゲーム全般 |
| 7.15% | ギター・ベース以外の楽器全般(Musical Instruments & Gear) |
| 8.15% | eBayモーターズのパーツ・アクセサリー |
| 9.15% | アンティーク、アート、ベビー用品、工芸品、コレクター商品、衣類・靴・アクセサリー(一部除く)、家電(一部除く)、おもちゃ・ホビー、スポーツ用品など多数 |
| 12% | 本(Books)、DVD・映画(DVDs & Movies)、音楽(Music ※Recordsを除く) |
ストアプランがStarter以下の場合、基本は10%(750ドルまで)が適用されるカテゴリーが多く、Basicプラン以上に比べると割高になるケースがほとんどです。



ギターが3.5%というのは、eBay輸出の中でも特別扱いに近い数字です。ギターを扱うセラーが多いのは、手数料の安さが理由のひとつだと思います。
手数料の差って、実際の利益にどのくらい影響するの?


「パーセントが少し違うだけでしょ」と思う人もいるかもしれません。
でも実際の金額に換算すると、差は無視できません。
たとえば販売価格200ドルの商品を売ったとき、手数料ごとの費用差を見てみましょう。
| カテゴリー例 | 手数料率 | 手数料額(200ドル) | 差額(9.15%比) |
|---|---|---|---|
| ギター・ベース | 3.5% | 7ドル | ▲11.3ドル |
| ゲーム本体・PC | 4% | 8ドル | ▲10.3ドル |
| カメラ・スマホ | 6.15% | 12.3ドル | ▲6ドル |
| 標準カテゴリー | 9.15% | 18.3ドル | 基準 |
| 本・DVD | 12% | 24ドル | +5.7ドル |
1取引あたり10ドル以上の差が出るカテゴリーもあります。
月に20件売るなら月200ドル以上の差になる計算です。
小さく見えて、積み重ねると大きい話です。



月200ドル以上の差になるとしたら、年間だと相当な金額になりますね…



「仕入れ値を下げる努力」と「手数料を下げる努力」は同じくらい大事だと思っています。手数料は後から変えられないので、カテゴリーを意識するクセをつけておくと長い目で見てかなり変わってきます。
見落とされがちな落とし穴


手数料の安いカテゴリーを狙う戦略は有効ですが、いくつか注意しておきたいポイントもあります。
- カテゴリーの誤登録に注意: 「なんとなく近いカテゴリー」に登録してしまうと、意図しない手数料が適用される場合があります。出品前に必ず正しいカテゴリーIDを確認しましょう。
- 上限額の存在: たとえばギター・ベース(3.5%)は350ドルまでが適用対象で、それを超えた分は別の手数料率になります。高額商品を扱う場合は上限額も合わせて確認が必要です。
- ストアプランによる違い: Starterプラン以下は9.15%ではなく10%が適用されるカテゴリーが多いです。手数料を下げたいならプランアップも視野に入れましょう。
- 本・DVDカテゴリーは逆に高い: 日本のメディア(本・CD・DVD)をeBayで売ろうとする場合、12%という高手数料が適用されます。日本の中古メディアは海外人気が高いものもありますが、手数料を加味した計算が必須です。
- 手数料は定期的に変わる: eBayは年に数回手数料体系を見直すことがあります。この記事の数字は執筆時点(2026年8月)の目安です。出品前は必ずeBay公式サイト(ebay.co.jp/info/)で最新情報を確認してください。



上限額があるのは知りませんでした。高額ギターを売るとき要注意ですね



手数料の「上限額」は見落としやすいポイントです。特にギター・ベース(350ドル上限)やビジネス機器(300ドル上限)は、高額商品を扱うセラーほど注意が必要です。
手数料の低いカテゴリーを実際に狙うには?


知識として持っているだけでなく、実際の仕入れ・リサーチに活かすのが大事です。
手順を整理しておきます。
よくある質問
手数料まわりで読者からよく聞かれる疑問をまとめました。
落札手数料(Final Value Fee)って何ですか?
商品が売れたときにeBayへ支払う手数料のことです。売上金額に対して一定の割合でかかります。コンビニの売上から本部にロイヤリティを払うイメージに近いです。カテゴリーによって割合が異なります。
手数料はストアプランに関係ありますか?
関係あります。BasicプランやPremiumプラン以上の加入者は9.15%が基本になるカテゴリーが多く、Starterプラン以下は10%が適用されるケースが多いです。プランアップで手数料を下げられる場合があります。
手数料が安いカテゴリーの商品なら何でも稼げますか?
手数料が安くても、競合が多い・送料が高い・回転率が低いなどで利益が出ないケースもあります。手数料はコスト削減の一要素です。売れ行きと送料込みで必ず試算してから仕入れましょう。
本やDVDはなぜ手数料が12%と高いのですか?
eBayのポリシーによるものです。理由は公式には明示されていませんが、メディア系カテゴリーへの独自設定が長く続いています。日本の中古メディアを売る場合は特に利益計算を慎重に行ってください。
手数料の情報はどこで最新版を確認できますか?
eBay公式サイト(ebay.co.jp/info/)の「料金・手数料」ページに最新情報が掲載されています。eBayは年に数回手数料体系を見直すことがあるため、定期的な確認をおすすめします。
まとめ:カテゴリーの手数料差を「仕入れ基準」に組み込もう


eBayの落札手数料はカテゴリーによって3.5%〜12%まで差があります。
特に以下のカテゴリーは手数料が低く、利益率を高めやすいです。
- 3.5%:ギター・ベース(Guitars & Basses)
- 4%:ゲーム本体(Video Game Consoles)、デスクトップPC・ラップトップ・タブレット、CPU・RAM・HDD、プリンター
- 6.15%:カメラ本体・スマホ本体、DJ機器・プロ向けオーディオ、コイン・切手、ビデオゲーム全般
逆に本・DVD・音楽は12%と高めなので、扱う場合は利益計算を慎重に行ってください。
手数料の数字は定期的に変わるため、出品前に必ずeBay公式サイトで最新情報を確認する習慣をつけることをおすすめします。
仕入れ判断のタイミングで「このカテゴリーの手数料は何%か」を意識するだけで、積み重ねると利益の残り方が変わってきます。
小さな差でも、月20件・30件と積み上げれば無視できない金額になります。
カテゴリー選びをリサーチの一部として取り込んでいきましょう。



ギターや楽器カテゴリーを意識してから、同じ仕入れ値の商品でも手残りが変わる実感があります。地味ですが、積み重ねが大きい話なので、ぜひリサーチの習慣に組み込んでみてください。













