
ナリ
東京を拠点に、スモールビジネスを複数運営しています。サラリーマン時代に副業からビジネスを始め、その後独立。eBay輸出歴10年以上・最高月商1,300万円。
eBay輸出だけでなく、中国輸入・卸販売、自社EC、複数のオウンドメディア運営、リユース店舗の運営、実店舗ビジネスなど、さまざまな事業をゼロから立ち上げてきました。事業売却(M&A)は3回以上経験しています。
ナリブログでは、こうした実際の経験をもとに、eBay輸出・副業・スモールビジネスのリアルな情報を発信しています。
「リサーチに時間をかけるほど稼げない」は本当だった

eBay輸出を始めて間もない頃、僕は毎日3〜4時間リサーチだけして、ほとんど出品できていませんでした。
でも実際にコンサルで200組以上を見てきてわかったのは、稼げていない人のほぼ全員が「リサーチのやり方が間違っている」んです。
多すぎるか、少なすぎるか、どちらか。
この記事では、10年以上eBay輸出をやってきた僕がいま実際に使っているリサーチの手順を、そのまま公開します。
ツールの話も手順の話も、全部具体的に書くので、ぜひ手を動かしながら読んでみてください。
秘書リサーチって何時間くらいやればいいんですか?毎日やらないといけないんでしょうか…



リサーチに時間をかけすぎて出品数が増えない、というのはeBay初心者の一番多いパターンです。正直、リサーチは「仕組みを覚えたら30分〜1時間で終わらせるもの」です。
eBay輸出リサーチをひと目で整理する


まずリサーチ全体の規模感を把握しておきましょう。
慣れれば1日1〜2時間に収まります。
リサーチの「土台」になる3つの情報源
リサーチで最初に迷うのが「どこを見ればいいか」です。
僕が実際に使っているのは主に3つ。
| 情報源 | 何がわかるか | 難易度 |
|---|---|---|
| Sold(成約)履歴 | 実際に売れた価格・スピード | ★☆☆ |
| Terapeak | カテゴリ別の売上トレンド・競合数 | ★★☆ |
| ライバルセラー分析 | 稼いでいるセラーが何を売っているか | ★★★ |
この3つを組み合わせることで、「売れる商品」「売れている価格帯」「競合の厚み」が一気に見えてきます。
TerapeakとサードパーティツールのどちらがeBay輸出に向いているかは、こちらの比較記事で詳しく解説しています。



TeraVeakって無料で使えるんですか?それなら最初から使わないと損ですよね?



Teraeak(テラピーク)はeBayが公式に提供しているリサーチツールで、eBayアカウントがあれば無料で使えます。ただし使いこなすには少し慣れが必要です。
STEP1から始める:Sold履歴の正しい読み方


まず一番簡単で、一番重要なのがSold履歴です。
eBayの検索結果画面で「Sold listings」にチェックを入れると、過去に実際に売れた商品一覧が見られます。
これだけで「本当に売れているか」がわかります。
見るべき3つのポイントはここです。
- 直近30日以内に売れているか(古いデータは需要が変わっている可能性あり)
- 売れた価格と、現在のActive(出品中)の価格の差(価格差があるほど仕入れやすい)
- 同じ商品が複数件売れているか(1件だけなら偶然の可能性が高い)
この3つが揃った商品だけをリストアップするのが最初の習慣です。
Teraeak(テラピーク)で「売れ筋カテゴリ」を掘り下げる


Sold履歴で商品単品を確認したら、次はTeraeak(テラピーク)でカテゴリ全体のトレンドを確認します。
Teraeakとは、eBayが公式に提供するリサーチツールのことで、過去12ヶ月分の売上データをカテゴリ・キーワード単位で分析できます。
たとえるなら「どのジャンルが今eBayで一番売れているか」をグラフで確認できる地図のようなイメージです。
特に使えるのが次の2つの機能です。
- キーワード分析:どんな検索ワードで売れているか。タイトルに入れるべき言葉がわかる
- カテゴリ分析:カテゴリ全体の売上推移・出品数・売れ率(Sell-through rate)が確認できる
売れ率(Sell-through rate)とは、出品された商品のうち実際に売れた割合のことです。
この数字が50%以上あれば「需要が出品数を上回っている」状態で、狙い目のカテゴリと判断できます。



売れ率50%以上って、どのカテゴリで達成しやすいんでしょう?



日本のアニメ・ゲーム関連グッズ、ヴィンテージ家電、和食器などは売れ率が高くなりやすいカテゴリです。ただ年によってトレンドが変わるので、毎回Teraeakで確認するのが大事です。
リサーチ精度が一気に上がる「ライバルセラー分析」
Sold履歴とTeraeak、この2つだけでも十分ですが、もう1段階上に行きたいなら「ライバルセラー分析」が効きます。
やり方はシンプルです。
- 自分が狙っているカテゴリで売上が多そうなセラーのプロフィールページを開く
- そのセラーの「出品一覧」と「フィードバック履歴」を見る
- フィードバックの内容から「何がいつ売れたか」を逆算する
フィードバック履歴はeBayの公開情報なので、誰でも見られます。
稼いでいるセラーが何を売っているかを合法的に調べられる、これは最速の商品リサーチだと思っています。
ただし、丸パクリは禁物。
あくまで「どのカテゴリが動いているか」を把握するための参考情報として使うのが正しい使い方です。
さらに効率を上げたい場合は、リサーチ効率が上がるChrome拡張機能をまとめた記事も参考にしてみてください。
リサーチで「価格差が出ない」ときに確認すべきこと
リサーチをしていて「どこを調べても利益が出ない」と感じるなら、原因はだいたい4つのどれかです。
| よくある原因 | 対処法 |
|---|---|
| キーワードが広すぎる | 型番・カラー・状態(used/newなど)を加えて絞る |
| 競合が多すぎるカテゴリを狙っている | 売れ率(Sell-through rate)が低いカテゴリは避ける |
| 送料を甘く見積もっている | EMS・SpeedPAKなど実際の送料で計算し直す |
| 仕入れ値の上限設定がない | 先に「粗利20%確保できる仕入れ上限額」を決めてから仕入れる |
利益が出ない原因のほとんどは「商品選びの問題」ではなく「計算の問題」です。
リサーチで価格差が出ないときのよくある罠と対処法は、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。



計算ってそんなに重要なんですか。商品さえ見つかれば大丈夫かと思っていました…



送料の見積もりミスは本当に多いです。EMS・SpeedPAKでは重量・サイズによって送料が大きく変わるので、スピードパック対応の利益計算シミュレーターを使うのがおすすめです。
リサーチにかける時間と出品数のバランスが全て


正直に言います。
リサーチは1日1〜2時間が上限だと思っています。
それ以上かけるくらいなら、見つかった商品を出品する時間に使った方が確実に売上が上がります。
リサーチが終わらない人に多いのが「もっと良い商品があるはず」という完璧主義です。
でも、完璧な商品を探し続けるより、「そこそこ良い商品を量産して出品する」方がよほど結果が出ます。
僕が初期に月商を伸ばせた一番の理由は、リサーチよりも出品数を増やすことに時間を使ったからです。
リサーチと出品のバランスについては、リサーチばかりしても稼げない理由を解説した記事でも詳しく書いているので、読んでみてください。
「粗利ベース」でリサーチしないと稼げない構造的な話


これは見落としている人が多いので、はっきり書いておきます。
eBay輸出では、売上が増えても粗利(実際に手元に残る利益)が増えなければ意味がありません。
リサーチの段階から「粗利◯円以上」という基準を持たずに仕入れると、売上は上がるのに手元にお金が残らないという状態になります。
目安として、粗利率20〜30%を確保できない商品はリサーチ候補から外す、というルールを最初から持つことをおすすめします。
粗利の重要性については、売上より粗利が大事な理由を解説した記事でも詳しく書いています。
リサーチは「売れるかどうか」ではなく「粗利が出るかどうか」で判断するのが正解です。
初心者がハマりがちなリサーチの3大落とし穴


10年以上やってきて、初心者が特によく引っかかるポイントが3つあります。
| 落とし穴 | なぜ危ないか |
|---|---|
| 人気セラーの商品を丸パクリする | すでに競合過多。後発参入は価格競争になりやすい |
| 「日本で珍しい=海外で売れる」と思い込む | 需要がなければ売れない。必ずSold履歴で確認する |
| 1商品の成功体験に依存する | トレンドが変わると売上が一気に落ちる。複数カテゴリを持つべき |
リサーチの落とし穴は「感覚でやること」です。
必ず数字(Sold数・売れ率・粗利率)で判断する習慣をつけてください。



「日本で珍しいから売れるはず」という思い込みは本当に多いです。まず先にSold履歴で需要を確認してから仕入れる、という順番を絶対に守ってほしいです。
実際にリサーチから仕入れまで動く手順まとめ


ここまでの内容を「実際に手を動かす流れ」で整理します。


この流れをゼロから体系的に学びたい方は、WE BUILDというWeb・AIビジネス教育プログラムでも相談を受け付けています。
eBay輸出に限らず、副業・スモールビジネス全般の実務スキルを扱っています。
WE BUILDを見る →よくある質問
読者からよくいただく質問をまとめました。
リサーチは毎日やらないといけないですか?
毎日やる必要はありません。週2〜3回、1〜2時間でも十分です。それより出品数を増やすことを優先した方が売上は上がりやすいです。
Teraeakの使い方がよくわからないのですが…
eBayアカウントのSeller HubからResearchタブで使えます。最初はキーワード分析だけ使えれば十分で、慣れてきたらカテゴリ分析も活用してみてください。
リサーチツールは無料のもので足りますか?
Sold履歴+TeraVeak(無料)だけで月商50万円規模まで十分です。有料ツールはある程度売上が安定してから検討で問題ありません。
ライバルセラーの商品を真似するのはOKですか?
どのカテゴリが需要があるかを参考にするのはOKです。ただし商品タイトルや写真をそのままコピーするのは規約違反になるので注意してください。
リサーチで商品が見つかったのに全然売れません。なぜですか?
タイトル・写真・価格設定の問題が多いです。Sold履歴で売れた商品のタイトル構成・写真の見せ方をよく観察して、近い構成で出品し直してみてください。
まとめ:リサーチは「仕組み」を作ったら繰り返すだけ
eBay輸出のリサーチは、一度正しい手順を覚えてしまえばあとは繰り返すだけです。
Sold履歴 → Terapeak → 粗利計算。
この3ステップを毎回丁寧にやるだけで、リサーチの精度は確実に上がっていきます。
大事なのは「完璧な商品を探すこと」ではなく、「数字で判断して、とにかく出品する」こと。
個人的には、リサーチに悩む時間があるなら1つでも多く出品した方が絶対に早く結果が出ると思っています。
行動量が全てです。
関連情報として、有在庫・無在庫どちらのスタイルでリサーチを進めるべきかについては、こちらの比較記事も参考にしてみてください。



リサーチの「正解」を探しすぎて動けなくなるより、まず動いて数字を積み上げる方が圧倒的に早いです。データは出品してみないと集まりません。











