
こんにちは!
東京でリユース店を3店舗経営(姉妹店10店舗の開業サポート支援)、ebay輸出歴8年のナリです!
コロナ禍以降、ebay輸出をやり始めた方は激増しています。
なので今回は、ebay輸出歴8年の私が2024年に考える【ebay輸出で無在庫販売をすることのメリット・デメリット】について解説していこうと思います。
無在庫販売とは、アマゾンやメルカリ、その他ECサイトに掲載している商品を、そのままebayへ出品し、ebayで売れたら仕入れをして発送するスキームの事です。
ebayで無在庫販売は禁止されている?
ebayでは無在庫販売に関して規制をしていません。
今でも何万という商品が無在庫販売されていますし、ebayも無在庫販売はダメという主張はしていません。
むしろドロップシッピングという手法については、ebayのルール上認められています。
※一方で、商品をeBayに出品した後、他の小売業者やマーケットプレイスから商品を購入して、それらを直接バイヤーへ配送してもらう方法は、eBayでは認められていません。


提携しているサプライヤーから購入した商品を、セラー自身が介さずにサプライヤーから直接バイヤーには配送してもらう仕組みです。
特に海外では、かなり昔からあるスキームでして、無在庫販売と異なるのは、①サプライヤーがちゃんとドロップシッピングプログラムを認めている事 ②発送は直接サプライヤーがする事 となります。


メリット



それでは無在庫販売のメリットを1つずつ解説していきます。
在庫リスクがない


やはり無在庫販売することのメリットは取り組みやすさだと思います。
無在庫販売はやろうと思えば今すぐだれでもできます。
通常の古物商などの業者の様に売るための初期在庫を大量に保有する必要もない為、初期費用もそこまでかからず取り組むことができます。
テストマーケティングしやすい


いいか悪いかは別として、『こんな商品売れるかなー?』というジャンルや商材を無在庫販売することで、お客さんの反応を見ることができます。
例えば、無在庫販売で販売して売れる商品がいくつかでてきたら、それらを在庫にして販売していくという手法をとることもできるのはメリットとなります。
デメリット
著作権侵害の可能性がある
販売元の許可を得たうえで販売すれば問題ないのですが、無在庫しているセラーはほとんど無許可で商品画像を使用して無在庫販売をしています。
商品の写真や説明文はその販売者の知的労働の結果であり、それらをそのまま無断で使うことは著作権の侵害にあたる可能性があります。
在庫切れや遅延の可能性がある
当然、在庫管理を怠ると、ebayで売れた時に、日本では在庫がなくなっている可能性もあります。
近年、ebayは在庫切れに対して特に厳しくなってきてますので注意が必要です。
また仕入れしようと購入したものはいいものの、日本の出品者が発送してくれないなんてケースもあります。
サスペンドの可能性がある
在庫切れや、明らかに無在庫販売である場合にサスペンドされる可能性もあります。
ebayもイーベイジャパンも、『無在庫販売だめですよ!』とは明確に書いていないのですが、時と場合によっては無在庫セラーのアカウントをサスペンドしてくることもあります。
当サイトにもこの6年間で非常に多くのご相談が寄せられました。
勝手な見解ですが、ebayも手数料商売なので、5000-6000人いる日本人の無在庫セラーを急に取り締まると、売上が急減するから立場上は何も言いませんが、明確な理由は告げずに都合よく規制するんでしょうね。
お客さんにバレて信用をなくす
特に最近、どこかのスクールが100-200人と無在庫販売を教えていたり、YouTubeやSNSでも無在庫販売儲かりますみたいな間違った配信をたくさんしているので、日本人の無在庫セラーが大量に増えて、お客さんも『日本人セラーは無在庫セラーが多い』とわかって警戒しています。
まとめ
まとめますと、無在庫販売のメリットは取り組みやすさ、在庫リスクが少ないこと、デメリットは著作権や在庫切れのリスクなどがあります。
リスクを考えずに無在庫販売を推奨している人もSNS上で最近多く見ますが、妄信せずにしっかりこれらリスクも頭に入れておきましょう。



私も古物商歴10年近いですが、私が知っているちゃんとしている&儲かっている業者のほとんどはかなりの額の在庫を持っているのが事実です。
無在庫販売だけでは稼ぎ続けることはできないので、ちゃんとした経営指針を持つのがいいですね!