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ebay幹部らが逮捕・起訴された事件を元従業員が語る

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米子
以前このようなニュースを配信したのを覚えていますでしょうか?

 

[getpost id=”6306″]

 

この事件について⇊

2020年6月、インターネットオークションサイトを運営するeBayの幹部6人が、

ebayに批判的な記事を書いていたジャーナリストに対して血まみれのブタのハロウィーン用マスク、ゴキブリ、葬式用花輪などを送りつけて脅迫したとして、逮捕・起訴されました。

 

この事件で逮捕・起訴された元eBay従業員が、「なぜ社内で犯罪行為が行われるようになったのか」を語っていますが非常に興味深いですね⇊

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目次

起訴された元従業員が語る真実

一連の脅迫容疑で起訴された人達⇊

  • eBayのセーフティー&セキュリティー部門でシニアディレクター:ジェームズ・バウ氏(45歳)
  • グローバルレジリエンシー部門ディレクター;デイビッド・ハーヴィル氏(48歳)
  • グローバルインテリジェンス部門のシニアマネージャーだ:テファニー・ポップ氏(32歳)
  • グローバルインテリジェンスセンター部門(GIC)のマネージャー:ステファニー・ストックウェル(26歳)
  • GICのインテリジェンスアナリスト:ベロニカ・ジーア氏(26歳)
  • グローバルセキュリティーチームの特別業務担当部署のシニアマネージャー:ブライアン・ギルバード氏(51歳)

 

被害に遭った人

eコマース企業を対象とするオンラインニュースレターを発行していたアメリカ・マサチューセッツ州ネイティック在住のジャーナリストである、アイナ・シュタイナー氏とデイビッド・シュタイナー氏で

 

 

そしてニューヨーク・タイムズは2020年9月26日付けで、起訴された1人であるベロニカ・ジーア氏のインタビュー記事を公開しました。

ジーア氏は大学で犯罪学を学び、23歳からeBayで契約社員として働いていた人物。

ジーア氏は熱心に働き、すぐにインテリジェンス・アナリストに昇進し、セキュリティに関する仕事を任されるようになったとのこと。

 

写真の女性がジーア氏。

Veronica Zea says she will plead guilty. “It’s easy to say, ‘Why didn’t I leave?’” she says. “But in the moment, I was terrified and stuck. I am so sorry. I regret playing even a small role here.”

 

事件概要

このセキュリティチームは元警察官や元セキュリティコンサルトで構成されているチームで、厳しい面々だったものの、メンバー同士は親密な間柄だったとのこと。

起訴されたジェームズ・バウ氏やステファニー・ポップ氏は、ジーア氏の上司にあたる人物でした。

 

ただし、チーム内部ではバウ氏が「臆病者への警告」として椅子をナイフで刺したり、

「役員の前で笑顔でなかった」と部下をしかったりと、ハラスメントが横行していたとみられており、離職率が非常に高かったそう。

 

しかし「ロイヤリティ」を信条とするセキュリティ部門の中で、契約社員から正社員になるため、ジーア氏は働き続けました。

 

そしてジーア氏は2019年の夏、上司の上司のそのまた上司である、最高経営責任者が望むことを実行しました。

 

検察官によると、もともとバウ氏らの計画は、

「シュタイナー氏に密かにいやがらせをし、嫌がらせを阻止するための支援をeBayが提供することで、シュタイナー氏の信頼を勝ち取ってeBayに有利な記事を書かせる」ことだったそう。

 

そのためにジーア氏やバウ氏らは、これが「血まみれのブタのマスクやゴキブリを送る」「オンライン上で脅迫する」「被害者宅のストーキング」の3部で構成される、ハラスメントを実行。

 

実際に、2人はシュタイナー氏が暮らすボストンまでファーストクラスで移動し、レンタル車でシュタイナー氏の家まで向かい、車にGPSを取り付けようとまでしました。

ただし、車のガレージがロックされていたため、GPSの取り付けは叶わなかったとのこと。

 

加えて、セキュリティチームの面々は、「ジャーナリストへの嫌がらせが判明した」という内容のメールを送りあい、

事実を隠そうと工作を試みたほか、スマートフォンの情報を削除したり、eBayの内部捜査チームを妨害したことも報告されています。

しかし、車のナンバープレートが他のeBay従業員から追跡されていたなど、いくつかの点でミスを犯し、最終的に事件に関わったとされる6名が逮捕されました。

 

一方、今回の一件で起訴されているのはジーア氏を含む社員・幹部6人であり、元CEOのデビン・ヴェニグ氏や元役員のスティーブ・ワイマー氏は含まれていません。

 

2人は脅迫への関与を否定しながらも、脅迫事件がニュースになった後の2019年9月にeBayを去っており、ヴェニグ氏にいたっては退職時に5700万ドル(約60億円)の退職金を受け取っています。

しかし、2人が脅迫されたジャーナリストであるシュタイナー氏を嫌っていたことは明白で、

シュタイナー氏の記事が投稿された後にワイマー氏はヴェニグ氏に対して記事へのリンクとともに「私たちはこの女を握りつぶします」と送ったといわれています。

 

セキュリティチームは休暇を言いわたされ、ジーア氏はeBayを退職して別の会社に再就職しましたが、事件が公になると解雇されたとのこと。

 

「『なぜeBayを離れなかったのか?』と問うのは簡単です。しかし、あのとき、私は恐怖し、身動きが取れなくなりました。本当に申し訳ないことをしたと思っています。たとえ小さな役割でも、私は自分のしたことを後悔しています。もしあの瞬間に戻ってシュタイナーさんをあのような経験から守れるとしたら、私はただちにそうします」

とジーア氏は述べました。

 

詳しくはこちらにも解説がありますのでご覧くださいませ⇊

https://gigazine.net/news/20200928-ebay-stalking-scandal/

 

 

 

ロイヤリティーを信条とするしかもebayの幹部が逮捕されるという衝撃的な事件でしたね。

ebayの内部体制がより改善されることを望みます。

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