コンサル生徒さんからこんな質問がありました。
【返品ポリシーで送料はバイヤー持ちにしているが、
バイヤーがクレームを言ってきて返送料を要求している。どうしたらいいか。】
皆さまはどのように対応するでしょうか?
この場合はクレームを言われているケースによって返送料を負担しなければいけません。
返送ポリシーの返送料(バイヤーかセラーか)に関しては、
相手が気分を変える(change buyer’s mind)という理由でない限りは、
返送料はセラー持ちとなります。
商品が壊れていた・届いた商品が違ったというケースオープンに関しては、
必ずセラーが返送料を負担しなければいけません。
ケースオープンの種類
返品のケースオープンには下記の3つがあります。
- 届いた商品が壊れていた
- 届いた商品と商品画像が異なっている
- 気が変わった
この場合①と②は返品ポリシーがほとんど適用されません。
たとえ返品ポリシーで返品不可としていても
返品を受け付けないといけません。
セラーに非があるので当然といえば当然ですが、
中には悪いバイヤーがあえてケースオープンをしてきて、
商品とお金の両方をだまされるケースもebayにはよくあります。
これらの被害総額は世界中で相当なものかと思います。
セラーが返品を受け付けたが相手が商品を送ってこない⇒ただし返金の期限が過ぎそう⇒ディフェクトをつけられそうだから先に返金をする
このようにebayのバイヤー至上主義が問題を多発させています
話を戻しますが、
ビジネスポリシーで唯一対象となるのが
【相手が気が変わった場合】の事由のみです。
この場合は設定したポリシーがようやく適応されます。
ebayの建前上は違うかもしれませんが、これが現状です。
PayPalでは180日まで返品要求が可能
ebayでは上記の通りとなりますが、
日本人セラーが使用できるebayの決済方法はペイパルしかありません。
そしてこのPayPalがまたやっかいなのです。
規定を読むと明記されているのですが、
ペイパルでは180日まで返品・返金を請求することが可能なのです。
したがってebayには関係なく、
このルールを知っているバイヤーは数か月たっていようが、
クレームを簡単にいうことが可能なのです。
詐欺スキームも多数
今回は公開しませんが、
これ以外にも巧妙な詐欺スキームが多数存在します。
海外サイトをみると被害者がいくらでも出てきます。
いくらシステムなどを変更しても取り締まり切れていないのが現状なのでしょう。
特に初心者の方は狙われやすいです。
彼らは評価が少ないセラーに巧妙な手口で近づいてきます。
評価があってもやられるときはやられてしまします。
まとめ
規定などを細かく読まないで日本のブログだけをあてにしておりますと、
知らない規定や情報が山ほどでてきます。
海外の情報は積極的にとっていきましょう。
今は翻訳も簡単にできます。
コンサル生徒さんには必ず【SEO&アカウントの教科書】を細かくお読みいただいております。
たくさん時間を投資してきたものが知識不足により水の泡とならないように
アカウントを健全に運営していきましょう。