
ナリ
東京を拠点に、スモールビジネスを複数運営しています。サラリーマン時代に副業からビジネスを始め、その後独立。eBay輸出歴10年以上・最高月商1,300万円。
eBay輸出だけでなく、中国輸入・卸販売、自社EC、複数のオウンドメディア運営、リユース店舗の運営、実店舗ビジネスなど、さまざまな事業をゼロから立ち上げてきました。事業売却(M&A)は3回以上経験しています。
ナリブログでは、こうした実際の経験をもとに、eBay輸出・副業・スモールビジネスのリアルな情報を発信しています。
毎日リサーチして、なぜ売れないのか

平日の昼下がり、パソコンの前に座ってeBayのSold履歴(売れた商品の履歴)をひたすらスクロールしている。
1時間、2時間。
でも「これだ」という商品がなかなか見つからない。
こういう状態に陥っているセラーさん、実はすごく多いです。
リサーチは毎日やっている。
でも売上は横ばい。
そのギャップは、リサーチの「やり方」そのものに問題があることがほとんどです。
この記事では、僕が実際に使っているセラーリサーチのやり方を整理してお伝えします。
特別なツールは不要で、eBayの検索画面だけで完結します。
それでも2時間で20〜40個の売れ筋商品を見つけられるやり方なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
秘書2時間で20〜40個って、正直それって本当に可能なんでしょうか…?



結論から言うと、やり方さえ合っていれば十分現実的な数字です。商品単品を一から調べる「商品リサーチ」と、売れているセラーを起点にする「セラーリサーチ」では、そもそも情報の密度が違います。
アドバンスリサーチだけでは限界がある理由
まず、多くのセラーさんがやっている「アドバンスリサーチ」の話から始めます。
アドバンスリサーチとは、eBayの詳細検索からSold履歴を確認し、価格差が出そうな商品を探していく手法です。
これ自体は間違っていません。
ただ、競合も同じことをやっているという前提を忘れがちです。
流れを整理するとこうなります。
- アドバンスから売れた商品を見つける
- 仕入れ先で価格差を調べる
- 出品してみる
一見シンプルですが、この流れだと「同じ商品に同じセラーが集まって価格競争になる」という罠にはまりやすいです。
せっかく見つけた商品がすでにライバルだらけ、なんて経験は一度や二度ではないと思います。
時間と労力をかけて見つけた割に、売れる保証がない。
これがアドバンスリサーチだけに頼るときの一番のデメリットです。
リサーチで価格差が見つからないと感じている方には、リサーチで価格差が出ないのはなぜかを解説したこちらの記事も参考になると思います。



確かに、みんなが同じ方法でリサーチしていたら価格差なんてすぐ埋まりますよね。
セラーリサーチのやり方:3ステップで完結


では本題です。
アドバンスリサーチの「商品起点」ではなく、「売れているセラー起点」で探していくのがセラーリサーチです。
やり方はシンプルで、以下の3ステップだけです。
- eBayで「Japan」などのキーワードを検索し、売れているセラーを見つける
- そのセラーのSold履歴を確認し、売れ筋商品をピックアップする
- セラーIDと売れ筋情報をリストに記録して、定期的に更新し続ける
ポイントは「その日だけのリサーチ」で終わらせないことです。
リストにためていくことで、翌日・翌週も使える「資産」になっていきます。
ひと目でわかる:セラーリサーチの数字感


「で、実際どのくらいの数字感なの?」という疑問に、僕の実績ベースでお答えします。
- 1回のリサーチ時間:2時間程度
- 1回で見つかる売れ筋商品数:20〜40個
- 1日1セラーをリストに追加すると:3ヶ月で約90件のリストになる
- リストの定期メンテナンス頻度:週1回、ざっと確認する程度



1日1件ずつためるだけで3ヶ月で90件になるんですね、それは続けやすそうです。
狙うべきセラーの「評価数」はここに絞る


セラーリサーチをやるうえで、一番見落とされがちなのが「どのセラーを見るか」の基準です。
これを間違えると、時間をかけてリストを作っても成果が出ません。
僕が実際にやって効果を感じているのは、評価数100〜3000のセラーを優先的に見るというやり方です。
なぜこの範囲かというと、理由は2つあります。
- 評価100以下のセラー:まだ売れ筋が安定していないケースが多く、参考になる商品が少ない
- 評価3000超のセラー:売れているのは確かだが、価格・出品数・スピードで真似できないことがほとんど
評価100〜3000という「ちょうど軌道に乗っている層」が一番参考になります。
ここを意識するだけで、リサーチの質がかなり変わります。



評価が高いセラーほど良いと思っていました。盲点でした。



評価が高いセラーを「すごいな」と眺めるのは勉強になりますが、真似するとなると話が別です。価格で絶対勝てないので、出品しても利益が出ないことが多いんですよね。
セラーリサーチに向いている人・向いていない人
このリサーチ方法は万能ではありません。
向き不向きを正直に整理します。
- ✅ 向いている人:コツコツ作業が苦にならない/ExcelやGoogleスプレッドシートで管理できる/継続的にリスト更新できる/外注・分業に抵抗がない
- ❌ 向いていない人:短期で一発当てたい/ツールなしで全部頭の中だけで管理したい/リサーチを単発作業と考えている/全部自分でやりたいタイプ
特に「毎日リサーチしてるのに売れない」と感じている人には強くおすすめします。
やり方を変えるだけで、同じ時間でも得られる情報量がまったく違います。
逆に、リスト管理を継続できるかどうかがこのリサーチの命綱なので、「面倒だからその都度やればいい」という考え方の人は効果が出にくいです。
セラーリサーチの落とし穴:知っておかないと痛い3つのこと


便利な手法ではあるのですが、実際にやってみると「あ、これ気をつけないとな」と感じるポイントが3つあります。
① セラーが突然いなくなる問題
リストにためたセラーの20〜30%は、3〜6ヶ月以内に何らかの理由で売上が落ちたり、活動停止したりします。
定期的なリスト更新が必要な理由がここにあります。
② 同じセラーを見すぎて視野が狭くなる問題
「当たりセラー」を見つけると、そこだけに依存しがちです。
でも1セラーに頼りすぎると、そのセラーが傾いたときに一緒にダメージを受けます。
最低でも30件以上のセラーをリストに持つことで、リスクが分散されます。
③ 探すキーワードを変えない問題
「Japan」だけで毎日検索していては、見るセラーが固定されます。
いろいろなキーワードを試して、そのキーワード自体もExcelに記録しておくことをおすすめします。
毎日工夫してワードを変えていけば、「その日暮らし的なリサーチ」から脱出できます。
リサーチを効率化するためのChrome拡張機能については、eBay輸出のリサーチ効率が倍になる拡張機能の記事も合わせて読んでみてください。



セラーが2〜3割いなくなるって、定期メンテナンスが必須なんですね。



これを知らないと「リスト作ったのに使えない」という状況になります。育てていくイメージでリストを管理するのが、正直ポイントだと思っています。
リサーチを「資産化」するためのリスト管理術


ここが、売れているセラーと売れていないセラーの一番大きな違いだと僕は感じています。
売れている人は、他のセラーを継続的にウォッチする仕組みを持っています。
その日だけ単発でリサーチするのではなく、過去に調べたセラーのリストを更新しながら使い続けています。
具体的な運用イメージはこうです。
- 1日1セラーをリストに追加するだけで、3ヶ月で約90件のリストになる
- 週1回、リスト内のセラーをざっと確認して売れ筋を更新する
- 外注さんにセラーIDを渡して、そのセラーの売れ筋商品を全部チェックしてもらう
外注さんにセラーIDを渡して売れ筋を全部吸収しきるところまで仕組み化できれば、かなり楽になります。
ここまで来ると、リサーチが「消耗する作業」から「管理する作業」に変わります。
売れ筋商品のリスト管理については、MY商品リストを増やして無在庫セラーと差別化する方法を解説したこちらの記事も参考になります。
また、仕入れ判断をもっと効率化したい場合は、いつ売れたかが一目でわかるツール「イツウレタ」の紹介記事も読んでみてください。



「リサーチが資産になる」という感覚が持てると、毎日の作業がぐっと楽になります。単発で探して終わりじゃなく、積み上げていくイメージが大事です。
よくある質問
Q. セラーリサーチとアドバンスリサーチ、どちらが初心者向けですか?
両方やるのが理想ですが、最初から商品単品を深掘りするアドバンスリサーチは時間がかかります。
セラーリサーチは「売れている人の商品を見る」だけなので、慣れない時期でも成果が出やすい傾向があります。
Q. セラーリストはどのツールで管理するのがいいですか?
特別なツールは不要で、ExcelやGoogleスプレッドシートで十分です。
セラーID・評価数・確認した日付・メモ欄の4列があれば使いやすいです。
Q. 1日に何件くらいセラーをチェックすればいいですか?
慣れるまでは1日1〜3件を目安にするのが無理なく続けられます。
焦って数を増やすよりも、毎日コンスタントに続ける方が3ヶ月後の差になります。
Q. 評価100〜3000以外のセラーは全く参考にしなくていいですか?
参考にしてはいけないわけではありませんが、時間効率の観点でこの範囲を優先した方が成果につながりやすいです。
特に評価3000超のセラーは勉強用に見る程度にとどめるのがおすすめです。
Q. リサーチに使えるChrome拡張機能はありますか?
あります。
eBayのSold数やWatchlist数(ウォッチリストに登録されている件数)を画面上で素早く確認できる拡張機能がいくつかあり、セラーリサーチの効率が大幅に上がります。
当ブログでも紹介しているので参考にしてみてください。
まとめ:セラーリサーチは「仕組み化」できる唯一のリサーチ


今回の内容を整理します。
- アドバンスリサーチだけでは競合と同じ土俵で戦うことになる
- セラーリサーチは「売れているセラーを観察してリスト化する」シンプルな方法
- 評価100〜3000のセラーを狙い目にするのが最重要のコツ
- 1日1件でも積み上げれば、3ヶ月で約90件のセラーリストになる
- リストの20〜30%はいずれ使えなくなるので、定期更新が必要
- 外注さんへの共有まで仕組み化できると一気に楽になる
僕自身もこのリサーチを今も続けて使っています。
特別なことは何もなくて、「売れている人を徹底的に観察する」というシンプルな原則を続けるだけです。
まずは今日から1セラー見つけてリストに記録してみてください。
それを続けるだけで、3ヶ月後のリサーチ環境がまったく違うものになっているはずです。
SOLDが積み重なっている商品を見つける別のリサーチ手法については、こちらのリサーチ記事でも詳しく解説しています。
また、粗利の考え方を整理したい方は売上よりも粗利が大事な理由を解説したこちらの記事も合わせてどうぞ。
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