
ナリ
東京を拠点に、スモールビジネスを複数運営しています。サラリーマン時代に副業からビジネスを始め、その後独立。eBay輸出歴10年以上・最高月商1,300万円。
eBay輸出だけでなく、中国輸入・卸販売、自社EC、複数のオウンドメディア運営、リユース店舗の運営、実店舗ビジネスなど、さまざまな事業をゼロから立ち上げてきました。事業売却(M&A)は3回以上経験しています。
ナリブログでは、こうした実際の経験をもとに、eBay輸出・副業・スモールビジネスのリアルな情報を発信しています。
結局、eBay輸出って月収100万円いけるの?

「eBay輸出で月収100万円」という数字、正直なところ夢物語に聞こえる方も多いと思います。
でも実際に、僕のコンサル生の中からも月収100万円以上を達成した方は複数出ています。
問題は「どうやって逆算するか」が見えていないことです。
この記事では、売上・利益率・出品数の組み合わせを5パターンでシミュレーションしながら、現実的に狙えるラインをはっきりさせていきます。
実際に出品している方が「自分の今の状況と照らし合わせる」ための記事として読んでいただければ嬉しいです。
月5万円の次のステップとして、今回は月収100万円のリアルな数字に踏み込んでいきます。
秘書月収100万円って、具体的にどんな売上規模が必要なんでしょう…?
まずひと目でわかる「月収100万円」の数字感


シミュレーションに入る前に、ざっくりとした数字感を整理しておきます。
細かい計算は後で説明しますが、まずここだけ頭に入れてください。
- 月収100万円 ÷ 利益率20% = 月間売上500万円が必要
- 月間売上500万円 ÷ 30日 = 1日あたり約16万7千円の売上
- 1商品が100ドル(約1万5千円)なら、1日約11〜12個のペース
利益率20%というのはeBay輸出の中でも決して低くない水準です。
ここを維持しながら販売量を上げるのが、一番難しいポイントだと思っています。
月収100万円って、どんな利益率・売上の組み合わせが現実的?


ここが今回の記事のメインです。
5パターンのシミュレーションを一覧で整理しました。
→ 横にスクロールして続きを見られます
パターン月間売上利益率月収(目安)1日の販売数(100ドル商品)達成難易度
① 400万円 25% 約100万円 約13個 難しい
② 450万円 23% 約103万円 約15個 現実的
③ 500万円 20% 約100万円 約16個 現実的
④ 600万円 17% 約102万円 約20個 難しい
⑤ 650万円 16% 約104万円 約21〜22個 かなり難しい
見ての通り、どのパターンも「簡単ではない」数字です。
ただ、②と③は条件が整えば個人セラーでも十分狙えるラインだと僕は考えています。
eBay輸出では売上よりも「粗利」が圧倒的に大事な理由についても別記事で詳しく解説していますが、売上を追うよりも利益率を守ることが長期的には重要です。



利益率を下げた分、販売数を増やすしかないんですね…それって出品数にも直結しますよね?



そうなんです。利益率を落とすということは、より多くの商品を捌き続けないといけないということ。在庫管理・梱包・発送の負担もセットで増えるので、単純に「売上を上げればいい」とはならないんですよね。
各パターン、具体的に何が違うの?
表で見るとざっくりしているので、各パターンの「何がポイントか」を簡単に補足しておきます。
パターン①(売上400万・利益率25%)
利益率25%はeBay輸出の中でもかなり高水準です。
仕入れ値が低く、送料負担も少ない商品カテゴリでないと維持が難しいです。
達成できれば美しい数字ですが、実現のハードルは高めです。
パターン②(売上450万・利益率23%・月収103万)
個人的にはこれが一番現実的なラインだと思っています。
利益率23%を維持しながら1日15個ペースで販売できれば届く数字です。
出品カテゴリの選定と仕入れルートの安定が鍵になります。
パターン③(売上500万・利益率20%・月収100万)
利益率を20%まで許容する代わりに販売量で補うパターンです。
消費税還付(輸出免税:一定の売上規模がある課税事業者が仕入れにかかった消費税を取り戻せる仕組み)を活用できれば実質的な利益率がさらに改善するため、このパターンが「穴場」になることもあります。
パターン④(売上600万・利益率17%・月収102万)
1日20個ペースは、アメリカ(USA)だけでなくイギリス(UK)やオーストラリア(AUS)など複数国のアカウントで販売しないと現実的ではありません。
マルチ展開を考えているセラー向けのシナリオです。
パターン⑤(売上650万・利益率16%・月収104万)
これは正直、個人セラーのレベルを超えています。
スタッフを雇ったり、業者として動いていたりしないと維持が難しいボリュームです。
見落とされがちな落とし穴:「利益率」の計算、本当に合ってますか?


シミュレーションで「利益率20%」と書いてはいますが、ここで言う利益率が何を指しているのか、実は人によってバラつきがあります。
注意してほしいポイントを整理します。
- eBayの販売手数料:売上の約13〜15%が引かれます(執筆時点の目安。最新の手数料はeBay公式で必ず確認してください)
- PayPal・Payoneer等の決済手数料:受け取り方法によって変わります
- 国際送料:商品サイズ・重量・発送先によって大きく変動します
- 梱包資材費・仕入れの交通費:意外と積み上がります
- 消費税還付(輸出免税):これを組み込むと実質利益率が底上げされます。課税売上高が一定以上あれば対象になるので確認を
「売上から仕入れを引いたもの」を利益率と呼んでいる方は、今すぐ計算し直してください。
手数料と送料を抜かないと、本当の利益率は大幅に下がります。
利益計算に不安がある方は、SpeedPAK(スピードパック)エコノミー対応の利益計算シミュレーターを使ってみてください。
各コストを入れると自動で粗利が出せます。



手数料や送料を入れると、思ったより利益が残らないパターン、よくありそうですね…



これは本当によくある落とし穴です。「利益率20%のつもりが実は8%だった」という話、コンサルをしていると少なくない頻度で出てきます。まず自分の本当の利益率を正確に把握することが先決です。
月収100万円に近づくための実践ステップ


シミュレーションの数字が見えたところで、「じゃあ実際にどう動くか」を整理します。
今すでに出品している方が、次のステージに進むための手順です。
- ステップ①:自分の「本当の利益率」を正確に把握する(手数料・送料・梱包費まで含めて計算)
- ステップ②:目標月収から逆算して、必要な月間売上と利益率の組み合わせを決める
- ステップ③:必要な1日あたりの販売数を逆算し、そこから維持すべき出品数を決める
- ステップ④:利益率を守れる仕入れ先・商品カテゴリを絞り込む
- ステップ⑤:発送方法(SpeedPAKやCPaSSなど)を最適化してコストを下げる
ステップ③の「出品数を逆算する」は特に大事で、目標から逆算しないと「なんとなく出品し続けて結果が出ない」という状態が続きやすいです。
実際に月収100万円を達成した人の声
ナリが一般的な傾向をもとに構成した声です。
まとめ:「パターン②か③」を目標にするのが現実的


5パターンを改めて振り返ると、個人セラーとして現実的に狙えるのはパターン②(売上450万・利益率23%・月収103万)かパターン③(売上500万・利益率20%・月収100万)の2択だと思っています。
パターン①は利益率が高すぎて維持が難しく、パターン④・⑤は販売ボリュームが個人の限界を超え始めます。
大事なのは「売上を追いかける前に、利益率を守ること」。
これは何度でも言いたいポイントです。
月収100万円という目標は数字の話なので、逆算して動けばルートは見えてきます。
コンサル生の実績については、月3万円から108万円を達成したお客様のレポートも参考にしてみてください。
数字のリアルが詳しく書かれています。
また、eBay輸出がオワコンかどうかを気にしている方もいると思いますが、仕組みを理解して動いている人にとってはまだまだ現役の市場だと感じています。



逆算して動くって、シンプルだけど実践できている人は意外と少なそう。
よくある質問
月収100万円シミュレーションについてよく聞かれる質問をまとめました。
Q. 消費税還付はどのくらい利益率に影響しますか?
輸出免税の仕組みを活用できると、実質的な利益率が数%底上げされます。
課税事業者として一定の売上規模に達している必要があるため、まず税理士や税務署に確認することをおすすめします。
Q. USAだけで月収100万円は難しいですか?
パターン②③であればUSA一本でも不可能ではありませんが、UKやAUSなど複数国に展開すると販売機会が増えてより安定しやすくなります。
Q. 出品数はどのくらい必要ですか?
1日15〜16個を売るためには、カテゴリや販売速度にもよりますが、数百件以上の出品リストを維持していることが多いです。
目標販売数から逆算して出品数を決める動き方がおすすめです。
Q. 途中で利益率が下がってきた場合はどうすればいいですか?
仕入れ先・発送方法・商品カテゴリを見直すタイミングのサインです。
利益計算シミュレーターで各コストを再確認し、どの項目が削れるかを整理するのが最初のステップです。













