さん、こんにちは。ナリです。
ここ数年、私の元にeBay輸出に取り組むセラーの方々から、切実な相談が相次いで寄せられています。
その多くが、
「昨日まで売れていたのに、急にアクセスが激減した」
「理由も分からずアカウントが永久停止(サスペンド)された」
という内容です。
共通点を探っていくと、ある一つの影が見えてきました。
それが**「APIによる大量出品・在庫管理ツール」**の利用です。
今回は、なぜ今APIツールが危険なのか、その裏側にあるリスクと私の仮説を詳しく解説します。
① ここ数年、APIツール利用者からの悲鳴が止まらない理由

ここ数年、eBay輸出界隈では「ツールで大量出品して、あとは放置で稼ぐ」という手法がもてはやされてきました。しかし、その裏で**「原因不明のSEO悪化」や「突然のサスペンド」**に泣くセラーが急増しています。
特に相談が多いのが、以下のパターンです。
- 「APIで大量出品するツールを導入してから、数ヶ月で売上がゼロになった」
- 「在庫管理も出品もAPIで自動化していたら、突然MC011(本人確認・書類提出)が来て、そのまま戻ってこれなくなった」
かつては「効率化の武器」だったAPIが、今や「アカウントを特定し、排除するためのタグ」に変わってしまっている可能性があるのです。
② APIツールがSEOやアカウントにリスクを及ぼす「3つの理由」

なぜAPIツールを使うと、eBayから目を付けられやすくなるのでしょうか。主な理由は以下の3点です。
1. 「一蓮托生」の連帯責任
APIツールを利用する際、必ずeBayアカウントとツールを連携(Auth)させます。
この時、eBay側には「このアカウントは『ツールA』の開発者キーを使っている」というログが明確に残ります。
もし、同じツールを使っている他のユーザーが規約違反(無在庫のトラブルなど)を起こした場合、eBayは同じAPIキーを使っているユーザー全員を「同じグループ」とみなし、一斉にSEOを下げたり、監視を強化したりします。
2. Cassini(検索エンジン)による「機械的出品」の判定
eBayの検索エンジン「Cassini」は、バイヤーに最高の体験を提供することを目指しています。
APIを介しての大量出品、
これらは「人間味のない低質な出品」としてスコアリングされ、手動(手を加えて出品したやり方)で丁寧に作られたページよりも検索順位が圧倒的に低く設定されます。
3. データの「出どころ」が丸見え
API経由のデータ送信は、eBayにとって非常に解析しやすい形で行われます。
画像URLのメタデータや価格改定のパターンから、「これはAmazonや楽天からの転売だな」ということが、AIによって一瞬で判別されてしまうのです。
③ 成功への鍵:「安全な運用の仮説」

では、自動化は一切諦めるべきなのか? 私はそうは思いません。
ここで、多くのアカウントを分析してきた私がたどり着いた一つの仮説をお伝えします。
仮説:もしツールを利用するのであればAPIではなく、eBayの監視網を回避し、SEOを維持するには「File Exchange(ファイルエクスチェンジ)」による運用がベターである。
あえてAPIという「正規の裏口」を通らず、eBayが古くから提供している**File Exchange(CSVアップロード)**を介して出品や在庫管理を行う手法です。
- APIキーの紐付けがないため、連帯責任のリスクを回避できる。
- CSVを介することで、eBay側からは「データを整理してアップしている」ように見え(実際に在庫をそのように出品するセラーもたくさんいます)、SEO上のペナルティを受けにくい。
- API型のように、ツール運営者の都合で自分のアカウントが道連れにされることがない。
賢いセラーは、APIという「監視カメラ」を避け、あえてファイルベースでの運用を選んでいます。
これが、2026年以降のeBayを生き抜くための、真の「効率化」ではないでしょうか。
自分の大切なアカウントを守れるのは、自分だけです。
流行りの「楽なツール」に飛びつく前に、そのツールがあなたを「一蓮托生」のリスクにさらしていないか、一度冷静に考えてみてはいかがでしょうか?
ナリでした。










