ナリいよいよ2025年8月29日からデミニミスが廃止されます!
目次
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1. デミニミスルールとは?
「デミニミスルール(De Minimis Rule)」は、米国に輸入される800ドル以下の貨物に関して、関税や通関手続きを免除する制度です。



これまでこの制度のおかげで、800ドル以下の商品は関税ゼロで米国バイヤーに届けられていました。
2. 廃止の背景
- 米国政府は、フェンタニルの密輸・違法商品の流入防止、中国等との通商バランス是正を目的に制度廃止を決定。
- 中国向けはすでに2024年5月2日に廃止。
- 2025年8月29日からは全ての国・地域が対象となり、日本からの輸出も例外ではなくなります。
3. 廃止後のルール
- 800ドル以下でも関税が必ず課税
- 「商品価格+送料」が課税対象
- 米国税関(CBP)がHSコード・原産国ごとに関税方式を判定
4. USPS(日本郵便)経由の「6か月特例」の本当の意味
国際郵便(USPS経由)に限り、施行から6か月間は2つの課税方式のどちらかが適用されます。
- 従価税(Ad valorem) … 価格 × 関税率(例:15%)
- 従量税(Specific duty) … 固定額(80〜200ドル/個)
重要:これは「免税」ではありません。必ずどちらかで課税されます。
どちらの方式になるかは米国税関が決定し、セラーが選べません。
5. クーリエ便(FedEx・DHL・UPS)は即日関税対象
- 特例なし
- 従価税方式のみ
- 電子申告(ACE)必須
- バイヤー負担が増え、通関トラブルリスクも高い(関税未払いのリスクも高い)
6. セラーが取るべき対応策
- 発送方法の使い分け
- 低価格商品:USPS経由の国際郵便(従価税の方が安いケース多い)
- 高価格商品:利益計算をしてクーリエか郵便か判断
- 商品説明に関税負担を明記 Import duties, taxes, and charges are not included in the item price or shipping cost. These charges are the buyer’s responsibility.
- 購入後にメッセージでリマインド トラブル防止のため事前に関税負担を再通知
- 高額商品は当面控える 関税率や制度運用が安定するまで回転率重視の低〜中価格帯を販売
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7. よくある質問(FAQ)
① 2025年8月29日以前に日本から発送した商品は関税がかかるの?
原則として、米国到着日・通関日が基準です。8月29日以前に発送しても、米国到着が8月29日以降であれば関税対象になります。
② 関税は一律15%かかるの?
いいえ。15%はあくまで例であり、実際には品目(HSコード)ごとの基本税率+IEEPA追加関税で決まります。品目によっては4%や20%以上の場合もあります。
③ 6か月特例は免税なの?
いいえ。免税ではありません。あくまで課税方式の特例です。「免税に見える」と説明する情報もありますが誤りです。必ず従価税または従量税で課税されます。
④ 従価税か従量税かを選べるの?
いいえ。選べません。どちらになるかは米国税関(CBP)がHSコードや原産国、価格に基づいて自動判定します。
セラーや郵便局窓口で選択できる制度ではありません。
8. まとめ
- 2025年8月29日からは800ドル以下でも必ず関税がかかる
- USPSの6か月特例は免税ではない
- 関税率は一律ではなく品目別
- 課税方式は米国税関が決定、セラーは選べない
- 事前説明と発送方法の戦略がトラブル回避のカギ
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