
ナリ
東京を拠点に、スモールビジネスを複数運営しています。サラリーマン時代に副業からビジネスを始め、その後独立。eBay輸出歴10年以上・最高月商1,300万円。
eBay輸出だけでなく、中国輸入・卸販売、自社EC、複数のオウンドメディア運営、リユース店舗の運営、実店舗ビジネスなど、さまざまな事業をゼロから立ち上げてきました。事業売却(M&A)は3回以上経験しています。
ナリブログでは、こうした実際の経験をもとに、eBay輸出・副業・スモールビジネスのリアルな情報を発信しています。
「今月、何を出せばいいんだろう」——そのループから抜け出す方法

出品した商品がなかなか売れない週が続いたとき、こんなことを考えたことはありませんか。
「そもそも何を売ればいいんだろう。
カテゴリーを変えるべき? それとも価格の問題?」
こういう迷い方をしているとき、たいてい「売れている商品・売れているセラー」の情報が不足している状態です。
soldリストでリサーチをするのは基本中の基本ですが、もう一歩踏み込むなら「追っかけセラーリスト」を作ることを強くおすすめします。
要するに、自分より少し規模の大きい日本人セラーの店舗を定期的にのぞき見するリストを作る、というやり方です。
一度仕込んでしまえば、出品アイデアに困ったときにすぐ参照できるので、リサーチ時間が劇的に短くなります。
秘書セラーリストって、具体的に何人くらい集めればいいんですか?
追っかけセラーリストとは何か——なぜ必要なのか


追っかけセラーリストとは、「参考にしたいeBay日本人セラーのストアURLをブックマークしてまとめたもの」です。
特別なツールは不要で、ブラウザのお気に入り機能だけで作れます。
なぜこれが強いかというと、soldリストのリサーチは「過去に売れた商品」を追うのに対して、セラーリストは「今そのセラーが出している商品」=これから売れそうな商品を先取りできるからです。
特に相場観が養われる前の段階では、売れ筋セラーの在庫を定期的に眺めるだけで「あ、この商品ジャンルが今旬なんだ」という感覚がつかめてきます。
僕の経験上、これは本当に効きます。



100人というのは最終的な目標で、最初は10〜20人でも十分機能します。慣れてきたら少しずつ増やしていくのがおすすめです。
ステップで覚える:セラーリストの作り方


操作自体は難しくありません。
以下の流れで進めてください。
一度設定してしまえば次回以降は不要なので、最初だけ少し手間をかけて丁寧にやっておきましょう。



発送先をアメリカに変えないと日本人セラーの商品が出てこないんですね、知らなかったです。



この発送先の変更がじつはいちばん大事なポイントです。設定を一度変えればしばらく維持されますが、ブラウザの設定によってはリセットされることもあるので、たまに確認を。
発送先をアメリカに変える具体的な操作手順
「発送先をアメリカに変える」という操作、初めてだとどこで設定するのか迷いやすいです。
順を追って説明します。
| 手順 | 操作内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 1 | 任意の商品ページを開く | どの商品でもOK |
| 2 | 「Shipping and payments」欄を探す | 商品詳細ページの中段あたりにある |
| 3 | 「United States」と適当なアメリカの郵便番号を入力 | 例:90210(ビバリーヒルズ)など何でも可 |
| 4 | 「Get rates」をクリックして設定を反映 | 送料が表示されれば成功 |
| 5 | 検索一覧画面に戻り、上部バーの地域表示を更新 | 戻り方は←ボタンで問題なし |
この操作後、一覧画面を更新すると日本人セラーの商品が表示されるようになります。
設定がリセットされた場合は同じ手順を繰り返してください。



郵便番号はどこのでもいいんですか?何か意味がある番号を入れた方がいいとか?



郵便番号はアメリカ国内であれば基本的にどこでも問題ないです。有名なものを1つ覚えておくだけで十分です。
追っかけるべきセラーの選び方——評価数の目安


セラーを選ぶときに、評価数を一つの基準にするのがポイントです。
僕の経験上、評価が数千・数万レベルの大手セラーは追っても意味がないことが多いです。
なぜかというと、価格競争力がまったく違うからです。
同じ商品を出品しても、相手のほうが圧倒的に安く出せる。
構造的な差があります。
一方で、評価数が少なすぎるセラーも参考にしにくい。
売れているかどうかの判断材料が少ないからです。
| セラーの評価数 | 特徴 | 追っかけ向きか |
|---|---|---|
| 10,000以上 | 大手・価格破壊系が多い | △(価格で勝てない) |
| 300〜2,000程度 | 中堅・自分の競合に近い規模 | ◎(最も参考になる) |
| 50〜300程度 | 成長中セラー・旬のジャンルを狙っている可能性 | ○(先取りできることも) |
| 50未満 | 実績が少なく判断しにくい | △(様子見) |
評価数が多い=参考になる、ではありません。
自分と近い規模のセラーこそ、一番リアルな教科書になります。



評価数が多い方が信頼できそうに見えるけど、追っかける意味は薄いんですね。
リストが100セラーに近づいてきたときの活用法


最初は10〜20人からスタートして、少しずつリストを増やしていく形で問題ありません。
慣れてくると「このセラー、いつも僕と被るジャンルを出してるな」「最近このカテゴリに移ってきたな」という変化にも気づけるようになってきます。
リストが50〜100セラーに近づくと、出品ネタに困ることがほぼなくなります。
それぞれのセラーが違うジャンル・違うタイミングで商品を追加するので、毎日のようにリサーチのネタが補充されていく感覚です。
管理方法のコツをまとめると、
- ブラウザの「お気に入りフォルダ」に「eBay追っかけセラー」というフォルダを作り、まとめてブックマーク
- 毎週決まった曜日(例:月曜の朝)に、リストを上から順に確認する習慣をつける
- 「最近動きがないな」と感じたセラーは削除して新しいセラーに入れ替える
定期的に入れ替えることで、リストの質が維持されます。



最終的に100セラーくらいまで増やすと本当に便利です。「このジャンル何出そうか」という迷いがなくなるのが実感としてあります。
向いている人・向いていない人


追っかけセラーリストの手法は万人向けですが、特に効果を発揮しやすい人・そうでない人はあります。
| 特徴 | |
|---|---|
| 向いている人 | ・出品する商品ジャンルがまだ定まっていない人 ・soldリストリサーチだけでは物足りなくなってきた人 ・週1〜2回、15〜30分リサーチ時間を確保できる人 ・真似ることへの抵抗が少なく、まず動ける人 |
| 向いていない人 | ・ジャンルをすでに絞り込んでおり仕入れルートも確立している人 ・セラーを見ても「なぜその商品が売れているか」を考えることが苦手な人 |
正直に言うと、eBay輸出を始めて数ヶ月〜1年くらいの時期に最も効果が高いリサーチ法です。
スタート期のベンチマーク作りに最適だと思っています。



どちらか片方だけではなく、両方使う前提なんですね。
よくある質問
追っかけセラーリストについて、よくある疑問をまとめました。
同じ商品を丸コピーして出品しても大丈夫ですか?
商品タイトルや説明文をそのままコピーするのは規約違反になる可能性があります。出品ジャンルや商品カテゴリを参考にする程度にとどめ、説明文は必ず自分で書くようにしましょう。
日本人セラー以外(海外セラー)も追っかけた方がいいですか?
最初は日本人セラーに絞るのがおすすめです。仕入れルートや出品スタイルが近いため、参考にしやすいです。慣れてきたら韓国・台湾など近いアジア系セラーに広げる方法もあります。
ブックマークが増えすぎて管理が大変になってきました。どうすればいい?
フォルダを「アクティブ」「様子見」「ジャンル別」などに分けると管理しやすくなります。月1回程度、動きの少ないセラーを棚卸しして削除する習慣もおすすめです。
セラーリストはどのくらいの頻度で見返すべきですか?
週1〜2回が目安です。毎日見る必要はありませんが、あまり間隔が空くと相場感が鈍るため、週に1度は必ず確認するルーティンを作っておくと続けやすいです。
まとめ:「何を出すか」で迷う時間をゼロに近づける


追っかけセラーリストは、特別なツールも費用も不要です。
ブラウザのブックマーク機能だけで今日からできます。
やることをまとめると、
- eBayで好きなキーワード検索 → 発送先をアメリカに変更
- セラー情報を一覧表示に設定
- 評価数300〜2,000程度の中堅セラーを中心にブックマーク
- 週1〜2回のペースで定期的にのぞき見する
最終的に100セラー規模まで育てると、出品ネタに困ることがほぼなくなります。
soldリストのリサーチと組み合わせて使うと、さらに効果が高まります。
すでにeBay輸出を始めているなら、今週中にまず10セラーをブックマークするところから始めてみてください。
「リサーチが習慣になる」という感覚が、きっと数週間後には実感できると思います。



soldリストとセラーリストの組み合わせは、eBay輸出リサーチの基本セットだと思っています。どちらか片方だけやるのはもったいないので、ぜひ両方を習慣にしてみてください。













