
ナリ
東京を拠点に、スモールビジネスを複数運営しています。サラリーマン時代に副業からビジネスを始め、その後独立。eBay輸出歴10年以上・最高月商1,300万円。
eBay輸出だけでなく、中国輸入・卸販売、自社EC、複数のオウンドメディア運営、リユース店舗の運営、実店舗ビジネスなど、さまざまな事業をゼロから立ち上げてきました。事業売却(M&A)は3回以上経験しています。
ナリブログでは、こうした実際の経験をもとに、eBay輸出・副業・スモールビジネスのリアルな情報を発信しています。
その出品、アカウント停止の原因になっていませんか?

eBay輸出で稼いでいくうえで、「出品禁止商品」と「VeROプログラム」は絶対に外せない知識です。
知らないうちに違反商品を出品し続けて、ある日突然アカウントが止まる——これはeBayセラーあるあるの悲劇です。
初心者はもちろん、ある程度慣れてきたセラーでも「知らなかった」で踏み抜くトラップが多いんですよね。
この記事では、禁止カテゴリの全体像を数字で整理しつつ、特にリスクの高い落とし穴と実務的な対処法をまとめます。
秘書知らなかったで済まないのが怖いですよね…
まずは数字でざっくり把握する


eBayの禁止・制限カテゴリは思っているより多いです。
まずは全体像を数字で確認しておきましょう。



VeROの登録ブランド数は公式が随時更新しているので、実際にはもっと多い可能性があります。「5,000社以上」はeBay公式ページに記載のある目安の数字ですが、常に変動しているので最新情報は公式ページで確認してください。
Q. eBayの出品禁止商品って、具体的に何が対象?
結論から言うと、50種類以上のカテゴリが禁止または制限対象です。
全部を暗記するのは現実的ではないので、特にeBay輸出セラーが引っかかりやすいカテゴリを表にまとめます。
| カテゴリ | 具体例 | リスク度 |
|---|---|---|
| アダルト関連 | 成人向けコンテンツ全般 | ★★★ |
| 武器・ナイフ類 | 唐辛子スプレー、スタンガン、レプリカ武器 | ★★★ |
| 医療機器・処方薬 | コンタクトレンズ、ペースメーカー、手術器具 | ★★★ |
| 危険物・ハザード品 | バッテリー単体、花火、冷媒 | ★★★ |
| ミリタリー・警察関連 | 制服レプリカ、モデルガン | ★★☆ |
| 食品・ヘルスケア | 一部サプリ、ダイエット薬 | ★★☆ |
| 古着 | 使用済み衣類全般 | ★☆☆ |
| 偽造通貨・切手 | レプリカ紙幣、複製切手 | ★★★ |
よく誤解されるのが食品・ヘルスケア系で、「普通のお菓子や飲料は問題ない場合が多いけれど、サプリや健康食品は別ルールが適用されることがある」というのが実態です。
迷ったら出す前にeBay公式ポリシーを確認する習慣をつけておきましょう。
また、アダルト関係やミリタリー関係(モデルガン等)は出品しているセラーも実際にいます。
ただ基本的には禁止カテゴリなので、出品しないのが無難というのが僕の考えです。
リターンに対してリスクが大きすぎます。



古着がNGなのは意外でした。なぜ禁止なんでしょう?



古着に関しては衛生上の観点で禁止されているカテゴリです。ただし新品・未使用品の衣類は別なので、ここは混同しないように注意が必要です。
Q. VeROって何?普通の禁止商品とどう違う?


VeRO(Verified Rights Owner Program)は、eBayが企業・ブランドの知的財産権を守るために設けた専用プログラムです。
簡単に言うと、「このブランドの商品を出品したら削除しますよ」という仕組みです。
偽物の販売はもちろん、正規品であっても特定のブランドが「eBayでの販売を認めていない」と登録していれば、削除対象になります。
普通の禁止商品との違いをまとめると以下のとおりです。
| 項目 | 出品禁止商品 | VeROプログラム |
|---|---|---|
| 判断基準 | eBayのポリシー | 各ブランド・権利者の申告 |
| 対象 | カテゴリ単位 | ブランド・商品単位 |
| 削除の判断 | eBay自動・手動 | 権利者からの申請がトリガー |
| 繰り返した場合 | 警告→停止 | 即停止のケースあり |
日本のメーカー品でよく削除対象になるのがCASIOやタミヤ等です。
正規品を仕入れて出品しても、そのブランドがVeROに登録していれば削除されることがあります。
「正規品なのに消された」という問い合わせを読者の方からよくもらうのですが、VeROの仕組みを知らないとパニックになりますよね。
これはeBayのバグでも不具合でもなく、権利者保護の正式な制度です。
アカウントが止まってしまった場合の対処法については、サスペンドの交渉と復活方法をまとめた記事も参考にしてみてください。



正規品でも削除されるって、それは困りますね…



VeRO削除の通知が来たら、まず「正規品かどうか」より「そのブランドがVeROに登録しているかどうか」を確認するのが先です。争っても勝てるケースは少ないので、削除されたらその商品の出品は潔く止めるのが現実的だと思います。
Q. VeRO通知が来たらどう対処すればいい?


結論から言うと、VeROの通知が来たら即座に出品を取り下げることが最優先です。
無視・再出品は最悪のパターンで、累積するとアカウント停止に直結します。
具体的な対処のステップは以下のとおりです。
- 通知メールを確認し、対象の出品リストを特定する
- 対象商品をすぐに取り下げる(放置は厳禁)
- 同じブランドの他の商品も確認し、リスクがあれば同時に取り下げる
- 今後そのブランドの商品は出品しない
- 異議がある場合は、eBayまたは権利者に正式なルートで申請する
「1回だけ通知が来て、すぐ取り下げた」くらいであればアカウントへの影響は軽微なことが多いです。
ただし、同じブランドで何度も繰り返したり、通知を無視して出品し続けたりすると、警告が積み上がってBANリスクが跳ね上がります。
eBayのアカウント健全性は一度傷つくと回復が難しいので、初動の速さが命だと思っています。
なお、CPSC規制のような法的な出品制限もあり、VeROとは別のリスクとして把握しておく必要があります。
こちらも合わせて確認しておくことをおすすめします。
見落とされがちな落とし穴3選


禁止商品リストを一通り確認した人でも、実務でよく踏んでしまうトラップがあります。
僕が特に「これは注意してほしい」と思う3つを挙げます。
| 落とし穴 | 内容 | 対策 |
|---|---|---|
| ①正規品でもVeRO対象 | 本物を仕入れても、ブランドがVeRO登録済みなら削除される | 出品前にVeROリストを確認 |
| ②食品・サプリの例外 | 普通のお菓子はOKでも、健康効果を謳うものはNG判定になるケースがある | 商品説明文の書き方にも注意 |
| ③危険物(ハザード品)の定義が広い | リチウムバッテリーを含む商品は「危険物」扱いになり発送制限にも絡む | バッテリー内蔵商品は事前に確認 |
特に③のバッテリー関連は、出品禁止だけでなく発送方法の制限にも影響するため、知らないと二重にトラブルになります。
また、eBayのポリシーは定期的に改訂されます。
「以前は問題なかった」が通用しないケースも出てきているので、定期的にeBay公式のポリシーページをチェックする習慣をつけておくのが大切です(https://www.ebay.co.jp/info/ から確認できます)。
アメリカ向けのCPSC規制(消費者製品安全委員会の規制)については別記事で詳しく解説していますので、特にアメリカ向けに発送しているセラーは必ず目を通しておいてください。



バッテリー内蔵品って意外と多いですよね、スマホグッズとか…



モバイルバッテリーやワイヤレスイヤホンなど、日本で人気の商品にバッテリー内蔵品は多いです。出品できても発送方法に制限がかかる場合があるので、「出品OK=発送OK」とは限らないと覚えておいてください。
実際にやってみてわかった、チェックのコツ


禁止商品を全部暗記するのは正直無理です。
僕自身も最初からすべてを把握していたわけではなく、出品を進める中でeBayからの通知をひとつひとつ確認しながら覚えてきた部分が大きいです。
実務で使えるチェックのコツをまとめると、こうなります。
- 新カテゴリに踏み込む前に、そのカテゴリのポリシーページを一度読む
- eBayから来た警告メールは絶対に読み流さない。内容を理解してから対処する
- VeROリストは「VeRO Participant Profiles」で検索すると確認できる
- 同ジャンルのセラーが大量出品している商品でも、自分が違反にならないとは限らない
- 迷ったら「出品しない」判断も立派な選択
eBayからの注意を見落とさずに対応し、該当ジャンルを今後出品しないという姿勢を続けていれば、アカウントが停止されるようなことはまずありません。
最初から完璧にやろうとするより、通知に素早く反応できる体制をつくることの方がずっと重要です。
複数アカウントの運用リスクについても気になる方は、マルチプラットフォームでの凍結リスクと安全な複数アカウント運用術の記事も参考にしてください。
こんな声も
eBay輸出に取り組んでいるセラーから、こんな声が聞かれます(ナリが一般的な傾向をもとに構成した声です)。
VeROで削除されたとき、最初は「なぜ正規品が消えるんだ」と怒りましたが、仕組みを理解してからは出品前にVeROリストを必ず確認するようになりました。今は削除ゼロで運用できています。
バッテリー内蔵品を出品したら発送方法に制限がかかって困りました。出品できても送れないという落とし穴があるとは思っていなかったです。
警告メールを見落として同じブランドの商品を再出品し続けてしまい、アカウントに傷がつきました。通知は必ず読む、というルールを今は徹底しています。
※特定個人の発言ではなく、編集部が一般的な傾向をもとに構成した内容です。
よくある質問
読者の方からよく届く疑問をまとめました。
VeROで削除された商品をもう一度出品したらどうなりますか?
同じブランドの商品を再出品すると警告が累積し、アカウント停止リスクが大幅に上がります。削除通知が来たブランドは原則として出品しないのが安全です。
VeROリストはどこで確認できますか?
eBay公式の「VeRO Participant Profiles」ページで確認できます。5,000社以上が登録されており、随時更新されているため定期的にチェックする習慣をつけましょう。
食品(お菓子・飲料)は出品できますか?
通常のお菓子や飲料は問題ないケースが多いですが、健康効果を謳うサプリ・機能性食品は別扱いになることがあります。商品説明文の書き方にも注意が必要です。
出品禁止かどうか迷ったときはどうすればいいですか?
迷ったら「出品しない」が最も安全な選択です。eBay公式のポリシーページ(https://www.ebay.co.jp/info/)で最新情報を確認し、不明点はeBayサポートに問い合わせるのが確実です。
モデルガンや模造刀はeBayで売れますか?
銃器・武器・ナイフ類は基本的に禁止カテゴリです。一部のセラーが出品しているケースもありますが、規約違反のリスクを取るメリットはないと個人的には考えています。













