SEO対策とは簡単にいうと検索順位を上位にあげるための対策を指します。
自分の商品が上のほうに表示されたら売れやすいですよね?
ebayのSEOに関して海外の記事を見ているとカッシーニ(cassini)というワードがよく出てきます。
カッシーニとは?
カッシーニとはebayが採用している検索エンジンの名前です。
検索システムの一種です。
どのような商品を上位表示しやすくして、
どのような商品は表示されにくいなどを統括するシステムです。
日本の誤ったSEO対策
日本のブログなんかをよく見ていると、
①タイトルを80文字限界まで埋めましょう。
②ANIMEと入れましょう
③NEWを一番先に入れましょう。
と同じような情報がたくさん公開されてるのを目にします。
おそらく同じ情報が国内のコミュニティーでグルグル錯綜しているのが原因でしょう。
すべてが悪いとは言いません。
しかし海外のカッシーニに関する記事をたくさん読んでみるとSEOに関しての情報が全く異なるケースが多いです。
適切なSEO対策について
まずCassiniがどのように機能し検索結果をランク付けするかを理解することが、eBayで売り上げを増やすための鍵です。
まず潜在的なバイヤーがeBayで検索したときに、Cassiniは次のように商品のSEOを決定していきます。
(潜在的バイヤーが何を)
- 見た
- クリックした
- 入札した
- 購入した
- 滞在率はどれくらい?
そしてそれをもとにその商品のその後のSEOを決定します。
理想的なタイトルとは?
よくタイトルはギリギリまで入力して検索に引っ掛けましょう!
などと言われてますが、
主要キーワードさえ押さえておけば(型番や商品名)短くても検索されますし売れます。
むしろダラダラと長々しいタイトルをつけることで、クリック率やCVRが下がりその後のSEO悪化にもつながります。
想像してみてください。
もし何億人といるセラー全員が80文字ギリギリまでタイトルを入力したらどうなるでしょう?
バイヤーにとって非常に見にくい&醜いプラットフォームとなりますよね?
そうなるとebayから顧客も離れるので、80文字ギリギリまでタイトルを埋めることをebayが優先するとは今後も考えられにくいです。
そもそも検索順位を上げるくらいならプロモートリスティングで十分です。
主要なワードさえ押さえておけば関係ありません。
それより見やすいタイトル・きれいな写真でクリックされやすいリスティングを心がけましょう!
※たくさんインプレッション(表示されている)のにクリックが全然されていないのは大きな問題です。
タイトルはこうすべき!
タイトルは正確な製品に関連するタイトルだけを書きましょう。
タイトルは検索エンジンではなくバイヤーのために書くことを意識していきましょう。
- 良いタイトルの例→ Men’s NIKE Running shoes
- 悪いタイトルの例→Mint condition Nike shoes
前者はより商品情報に直接関係あるものだけなので優先されます。
そしてそのタイトルがひっかかりクリックをたくさんされるほど、よりebayでの検索順位が高まるいい循環ができます。
さらに100人の訪問者のうち10人が商品を購入するとします。
これをコンバージョンと呼びますが、このコンバージョンも高くなればその分SEOが上昇します。
※よくsoldが100以上ある商品などはこのコンバージョンがいいので、
SEOも優先されて、よく売れる循環になっています。
SEOを左右する要因はたくさんあります!
そしてカッシーニは以下のセラーに関する情報も集めます:
- Return policy(返品ポリシー→無料がおすすめ)
- Response time(返事の速さ)
- Product info(商品情報)
- Item descriptions(商品説明)
- Click through and sell through rates(クリック率とそれに対して売れた率)
- Seller ratings and feedback(セラーの評価)
- Shipping policies and delivery times(発送の速さ・追跡番号の有無)
個人的には商品説明などはそこまで大きな影響はないかなとは思います。
他にもデリバリータイム(配送期間)も大切です。
追跡番号の有無も非常に大切になってくるでしょう。
経験上ebayはこの部分も非常に大切にします。
確かに配送も遅く追跡番号もあまりつけないセラーのIDは優先しませんよね?
また1000品だして10品しか売れていないセラーと1000品だして100品販売しているセラーであれば、カッシーニは後者のSEOを優先します。(CVRが高いセラー)
上記のデータが集約され積み重なってSEOが形成されているということとなります。
アイテムの仕様について
よく検索結果の左側にこのように商品の細かな情報に関して記載されていますよね?
買い物客にとってはこのフィルターで商品を絞ることは非常に便利ですよね?
よって出品する際にspecificもできるだけ入れたほうが当然商品がクリックされる率が高まるということです。
※UPCも今後ebayでは重要となってきます。
カテゴリーを適切に選びましょう!
こちらもSEOを左右する非常に大切なカテゴリーですが、多くの方は適切なカテゴリーを選んでおりません。
eBayはこのカテゴリーの分野の研究に、かなりの時間やお金を投資しています。
ここでのコツはシンプルにかつ正確にカテゴリーを選ぶことです。
適当には選んではいけません。
といっても自動でebayがタイトルからカテゴリーを出してくれるようになっているので、
だいたいそれに従えば問題ありません。
UPCまたはEANの入力も注意!
UPCとは米国やカナダで使用されている商品コードのことです。
これらもできるだけ正確に入力することで、ebayのSEO向上につながります。
※今後AMAZONのようなカタログ表示も今後進むと想定されます。
商品説明欄はどうする?
アピールしたい商品のキーワード(商品名やそれに関連するキーワードなど)を商品説明欄に入力することは効果的です。
商品説明のキーワードから検索にひっかかることもあります。
最近はスマホで買い物する人も多いので、自分の商品ページがスマホに対応しているのか必ず商品説明の横にあるmobile checkerでもチェックしてみましょう!
スマホ対応でないと必ず検索順位に影響します。
また自分の目から見て購買意欲をそそるのかもチェックしてみましょう。
それすら確認しない、あまりにも自分の商品に無責任なセラーも多いです。
ここで画像を入れたい人はいれてもいいと思いますが、
画像を入れて簡単に出品ができるような出品システムなどない方は無理に入れる必要はないでしょう。
ポジティブ評価も影響する!?
これらもSEOに多少影響します。
下記のセラーはとても理想的です。
- クリック数が多い
- 取引件数が多い(コンバージョンレートが高い)
- ポジティブ評価の割合が多い。
決してネガティブをもらってしまうことが悪いわけではないですが、できるだけネガティブをもらわずに、もしくはそれ以上に取引件数を増やしたり、商品画像などを改善してクリック率を高めることがおすすめです。
発送に関して
カッシーニは送料無料を好みます。
つまり送料無料のほうがSEO的におすすめです。
やはりバイヤーも紛らわしさがないので送料無料も好むのが大きな理由でしょう。
皆さまも送料無料の商品のほうが心理的に購買意欲が高まりますよね?
また次に大切なのは発送準備期間と到着までの時間です。
理想は以下の通りです。
- 発送準備期間 5日以下(短ければ短いほどいい)
- 到着まで10日以下
ただし無在庫セラーなどは発送準備期間は10日でもいいと思います。
ここで大切なのは10日以内に必ず追跡番号をアップして、安全に顧客まで到着した取引件数を増やすことです。
この信用の積み重ねがまたバイヤーとしての評価を上げるので販売にも有利に働いてきます。
商品画像について
カッシーニはよりピクセル数が高い高品質な画像を好みます。
また枚数も多ければ多いほどいいでしょう。
箱に書いてある内容品やブランド名なども見えたほうがカッシーニは好みます。
またebayは商品の背景を白くすることをお勧めしているので、
この辺りもシステムに影響する可能性が高いでしょう。
古い商品の更新について
30日を超えて売れていないような商品はどんどん更新していきましょう。
そしてここで大切なのは以下の方法です。
30日たった商品を取り下げる→Relist(再出品)をせずにSell similar(新規出品)として同じ商品でも新しい商品として出品することです。
Sell similarにすることでカッシーニにも新しい商品と認識されてSEO上有利に働きます。
バイヤーは新しい商品を好みますので当然ですね。
商品説明のコピーはNGです!
よくあるAMAZONや他サイトのコンテンツやアイテムの説明を、
リスティングに直接コピーして貼り付けないでください。
コンテンツをコピーする場合は、最初に「メモ帳」に入れて、通常は不要なHTMLコードを取り除きます。
多くの場合このような埋め込みコードにより、Cassiniがテキストを適切に読み取れないのでよくないでしょう。
1日1個でもいいから出品しましょう!
カッシーニは動きがない休止状態のセラーを嫌います。
絶えず出品し少しでも販売していくことを心がけていきましょう。
もしくは少しでもいいので商品の修正をすることも大切です。
出品した商品の放置は論外です。
価格修正もしていないセラーにこのような傾向が多いです。
絶対に放置はだめです。
SNSも影響する!?
Facebookや他のSNSからの流入もカッシーニは好みますので、できる方は自分の商品やショップをセラーに名刺を配ったりメールをする(ebay paypaのポリシー上は禁止されています)
などして積極的に販促活動をすることもいいでしょう。
まとめ
最後になりますがまとめです。
SEOを意識するにはまず【自分主体】ではなく【相手主体】のリスティングをこころあげれば、取引数も増えて、よりアクセスが集まるようになります。
顧客に分かりやすく、ebayに好かれることを意識することが大切です。
またセラーの販売手法によってすべてがいいわけでもありません。
説明文がなくても売れている方は売れてますので。
いろいろな要因があるそのうちの一部と認識してください。
これらを取り入れるかどうかは皆さま次第です。
価格修正・商品修正・適切なタイトル・コンバージョンレート・クリック率・販売数を高めることを意識していきましょう。