
ナリ
東京を拠点に、スモールビジネスを複数運営しています。サラリーマン時代に副業からビジネスを始め、その後独立。eBay輸出歴10年以上・最高月商1,300万円。
eBay輸出だけでなく、中国輸入・卸販売、自社EC、複数のオウンドメディア運営、リユース店舗の運営、実店舗ビジネスなど、さまざまな事業をゼロから立ち上げてきました。事業売却(M&A)は3回以上経験しています。
ナリブログでは、こうした実際の経験をもとに、eBay輸出・副業・スモールビジネスのリアルな情報を発信しています。
「出品が遅すぎる」は、やり方の問題だった

eBay輸出を始めたばかりの頃、僕は1品出品するのに30〜40分かかっていました。
タイトルを考えて、カテゴリを選んで、発送方法を設定して……毎回ゼロから入力する作業の繰り返し。
「これじゃ月100品なんて夢の話だ」と思っていたとき、Sell similar(セル・シミラー)という機能に気づきました。
使い始めたら、同じ時間で3〜4倍の数が出品できるようになったんです。
でも、ただ使えばいいわけじゃない。
間違った使い方をすると「重複出品」「カテゴリ違い」「古い情報のまま出品」といった落とし穴にハマります。
今回はその辺も含めて、実践者目線でまとめます。
秘書30〜40分って…1日に出品できる数、全然増えませんよね。



正直、最初は「こんな機能があったのか」と拍子抜けするくらいシンプルです。知ってるか知らないかだけで、出品スピードがここまで変わるのはもったいない。
Sell similarを使わないと起きる3つの問題


毎回ゼロから出品する方法を続けていると、こんな問題が出てきます。
- 時間がかかりすぎる:発送設定・支払い設定・ポリシー選択を毎回やり直すだけで数分消える。積み重なると1日の出品数が大きく変わります
- 設定ミスが増える:焦って入力するほどカテゴリの選択ミスや送料設定の抜けが起きやすくなります
- 出品そのものが億劫になる:作業が重いと、リサーチしても「また出品か…」と気持ちが乗らなくなる。出品数が増えない根本原因になりがちです
Sell similarはこの3つをまとめて解決してくれます。
一度丁寧に作った出品をテンプレートとして使い回す、というシンプルな発想です。



設定ミスが増えるのは怖いですね。ペナルティにもつながりますか?



カテゴリのミスはSEO的にも痛いです。Sell similarを使えばカテゴリを引き継げるので、そのリスクもかなり減ります。
ひと目でわかる:Sell similar活用のポイント


Sell similarがどのくらい効果的か、数字で確認してみましょう。



時間が半分以下になるなら、使わない理由がないですね。
Sell similarの落とし穴:やりがちな3つのミス
便利な機能ですが、使い方を間違えると逆効果になることもあります。
実際によく見る失敗パターンをまとめました。
| ミス | 何が起きるか | 対策 |
|---|---|---|
| タイトルをそのまま使う | 別商品なのに同じタイトルで出品→重複扱いのリスク | タイトルは必ず商品に合わせて書き直す |
| 写真を差し替え忘れる | 前の商品の写真が残ったまま出品される | 写真は出品前に必ず確認・差し替え |
| 価格をそのまま使う | 相場と合わない価格で出品→売れ残りの原因 | Sold履歴で相場を確認してから価格を設定 |
特に「タイトルそのまま」「写真差し替え忘れ」の2つは、重複出品としてeBayのポリシー違反になる可能性もあるので注意が必要です。
eBayの重複出品がどう判定されるか、詳しくはこちらの記事で解説しています。
違反リスクが気になる方はあわせて確認してみてください。



写真の差し替え忘れは、急いでいるときに本当にやりがちです。出品前チェックの習慣をつけるだけで、この手のミスはかなり減ります。
実際の操作手順:Sell similarで出品するステップ


では実際の手順を確認しましょう。
大きく分けて2つのルートがあります。
ルートA:出品直後の画面から使う方法
出品が完了すると画面に確認メッセージが表示されます。
そこにある「Create similar」ボタンをクリックすると、今出品した商品と同じ内容で新しい出品フォームが開きます。
タイトル・写真・説明文を新しい商品に合わせて書き直し、価格を調整して出品するだけです。
ルートB:出品中リストから使う方法
eBay Seller Hub(セラーハブ)の出品中リストを開き、使いたい商品の右側にある「…(その他メニュー)」から「Sell similar」を選びます。
過去に出品した商品をテンプレート代わりにいつでも呼び出せるので、カテゴリが同じ商品を連続して出品するときに特に便利です。
📷 ここに画像を入れてください
出品完了画面の「Create similar」ボタンと、出品中リストの「…」メニューからSell similarを選ぶ画面の2枚があると読者の理解が大きく助かります



ルートBで過去の商品をテンプレートにできるのは知りませんでした!
Sell similar向きの商品・向かない商品


Sell similarはどんな商品にも使えますが、特に効果が高い場面と、使い方に注意が必要な場面があります。
| 向いている商品 | 注意が必要な商品 |
|---|---|
| 同じカテゴリの商品をまとめて出品するとき | カテゴリがまったく異なる商品に流用するとき |
| ブランド・型番が違うだけで構造が似た商品 | コンディション(状態)の設定が大きく異なる商品 |
| 発送方法・サイズが近い商品 | 送料・重量が大きく変わる商品(設定の引き継ぎに注意) |
特に発送設定の引き継ぎには注意してください。
前の商品と重さやサイズが大きく違う場合、引き継いだ送料設定がそのまま残っていると損をすることがあります。
出品前に必ず発送設定を確認する習慣をつけましょう。
出品数を積み上げるには、リサーチと出品のバランスも大切です。
リサーチに時間をかけすぎて出品数が増えない問題については、こちらの記事で詳しく解説しています。



送料設定の引き継ぎミスは、僕の周りでもよく聞きます。軽い商品のテンプレートで重い商品を出品してしまうと、送料の差額がまるまる損になるので要注意です。
Sell similarと大量出品ツールの違い:どう使い分ける?


「もっと大量に出品したいなら、ファイルエクスチェンジやAPIツールを使うべきでは?」と思う方もいるかもしれません。
それぞれの特徴を整理しておきます。
| 方法 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| Sell similar | 数品〜数十品を丁寧に出品したい | 手作業のため大量には限界あり |
| ファイルエクスチェンジ | 100品以上をCSVで一括登録したい | 習得コストが高め、ミス時の影響が大きい |
| APIツール(外部) | 在庫管理も含めて自動化したい | アカウントリスクに注意が必要 |
僕の考えでは、出品数が月100品以下なら、まずSell similarで十分です。
ツールを導入すると便利な反面、セラーアカウントへの影響やリスクも無視できません。
APIツールを使った大量出品がアカウントにどんなリスクをもたらすか、こちらの記事で詳しく解説しています。
ツール導入を考えている方は必ず先に読んでみてください。



ツールを使えば楽になりそうですが、リスクがあるなら慎重になりますね。



「とりあえず便利そうだからツールを入れる」という判断は、経験上おすすめしません。Sell similarで出品の型を身につけてから、必要に応じてツールを検討する順番が無難だと思います。
よくある質問
Sell similarを使う上でよくいただく質問をまとめました。
Sell similarはどこから使えますか?
出品完了後の確認画面にある「Create similar」ボタン、またはeSeller Hub(セラーハブ)の出品中リストで商品の「…」メニューから選べます。どちらも同じ機能です。
Sell similarを使うと重複出品になりませんか?
タイトル・写真・説明文を別の商品に合わせて書き直せば問題ありません。テンプレートをそのままコピーしただけの状態で出品すると重複とみなされるリスクがあるので注意してください。
Sell similarで引き継がれる設定は何ですか?
カテゴリ・発送設定・支払いポリシー・返品ポリシーなどが引き継がれます。商品固有の情報(タイトル・写真・説明文・価格)は必ず新しい商品に合わせて変更してください。
1日30品以上出品するのは現実的ですか?
Sell similarに慣れれば、1品あたり10〜15分程度で出品できるようになります。1日5〜6時間確保できれば30品は十分現実的な数字です。最初は焦らず、まず10品/日を目標にするのがおすすめです。
eBayのSEOを意識した出品の仕方も知りたいです。
タイトルのキーワード選定やカテゴリ設定はSEOに直結します。Sell similarでカテゴリは引き継げますが、タイトルは毎回SEOを意識して書き直すことが大切です。詳しくはeBay輸出SEOの記事を参考にしてみてください。
まとめ:まずSell similarで「出品の型」をつくろう


Sell similarは、使い慣れれば間違いなく出品スピードを底上げしてくれる機能です。
大事なポイントをもう一度整理すると、こうなります。
- 最初の1品をとにかく丁寧に作ること(これがテンプレートになる)
- Sell similar後はタイトル・写真・価格を必ず更新すること
- 発送設定が前の商品から引き継がれているか毎回確認すること
- 月100品以下ならSell similarだけで十分戦える
出品数を増やすことは、eBay輸出での売上を伸ばす最短ルートのひとつです。
ツールに頼る前に、まずこの機能で「出品の型」を身につけることをおすすめします。
出品後のSEO対策もあわせて取り組みたい方は、eBay輸出SEOの徹底解説記事もぜひ参考にしてみてください。
出品スピードとSEOの両方を意識するだけで、結果はかなり変わってきます。
販売評価をスピーディーに積み上げたい方には、初心者でもハイスピードで販売評価を増やす方法の記事もおすすめです。
出品数と評価数を同時に増やしていくのが、eBay輸出を軌道に乗せる近道だと思っています。



Sell similarを使いこなしてから、次のステップとしてリサーチ精度を上げたり、SEOを意識したタイトルにしたりと、少しずつ改善していくのが一番続きやすいやり方だと感じています。













