ebayに慣れてくると、商品も売れるようになってきますよね。
そうするともちろん、売れたら売れた分だけ発送の対応に追われがちです。
残念ながらトラブルも発生しやすくなります。
具体的には
- 商品未着
- 商品破損
の対応が多いです。
そんな中でも恐ろしいのが、ケースオープンがエスカレートされて「ディフェクト(アカウントの傷)」がつくことです。
そして「ディフェクト(アカウントの傷)」をいくつかもらうと、セラーパフォーマンスの低下(Below Standard)、更にはアカウント凍結につながります。
今回はディフェクト・ケースオープン・ビロースタンダードって何?
というところから、それらのトラブル対応を徹底解説します!
今回は、Defect/Case Open/Below Standardに関しての原因・対策の2023年最新版をお届けいたします。
アカウント凍結は避けよう!必ずケースオープン(現:dispute)に注意
せっかく育ててきたアカウント。
凍結なんてされたくないですよね?
そのためには、必ずケースオープン(現:dispute)に注意していきましょう。
バイヤーがイーベイ上で解決に向けてケースを開くこと(ebayを介してクレームを送ってくること)です。
ケースオープンされたら?されないためにはどうする?
ケースオープンの対処法:必ず時間をかけすぎず解決すること
ディフェクトをもらわないためにも、先に相手に返金する場合もあります。
ebayはバイヤー至上主義ですので、理不尽ですがアカウントを守るのにこういった対処も必要です。
相手から連絡が来ない場合はebayへ積極的にコンタクトをとり、解決策を教えてもらいましょう。
また、ケースオープンされないようにバイヤーから連絡が来た場合は密なコミュニケーションを取るよう心がけましょう。
トラブルの元になる在庫切れも要注意。必ず在庫管理も徹底しましょうね。
セラーレベルの重要性
ケースオープンが解決できずに(または在庫切れキャンセルの際も同じ)、ケースが強制終了した場合はアカウントに傷がつきます。そのアカウントの傷をDefectと呼びます。
Defectがいくつかつくとセラーレベル(セラーとしての評価)が下がってしまうのです!
セラーレベルは随時チェックしていきましょう
現在の自分のセラーレベルを把握することは、評価より10倍大切です。
セラーとしてのレベルを確認する画面で、自分についたディフェクトの数も知ることが出来ます。
気づかないうちにディフェクトをもらっている可能性もあるので、
定期的に確認する癖を付けましょう!
セラーレベルを見るにはまずこちらをクリックします。
もしくはセラーハブ画面の「Seller level forecast」をクリックします(下画面参照)。
↓↓↓
クリックと画像のような表示がされます↓↓
↓↓↓
さらに項目ごとにクリックするとこのように表示されます。
赤字の箇所がebayでもっとも見るべき箇所(ディフェクト)です!
↓↓↓
セラーレベルはAbove StandardかTop ratedが理想です。
Below Standardだけにはならないように注意が必要です。
※ちなみにセラーレベルは国によって異なります↓
※パフォーマンス⇒セラーレベルのこと
Below Standard(ビロースタンダード)になる主な原因3点
Below Standardになる主な原因は以下の通りです。
原因
- ケースオープンが解決できずに、相手からケースをエスカレーションされてebayに強制終了されてディフェクトがつく
- 売り手(セラー)都合のキャンセル
- 発送遅延が極端に多い
基本的には、ケースオープンが悪化したものをディフェクトと呼ぶと覚えておきましょう。
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Below Standard(ビロースタンダード)になるとどうなる?
ビロースタンダードになるとこのような扱いとなります。
- 落札手数料が余分に6%追加でかかる
- SEOの悪化(検索順位が落ちる)
- ストア契約者の場合、Below Standardが60日続くとベーシックに降格される
- プロモーテッドリスティングが使えなくなる
- Below Standardになったアカウント以外のアカウントでも販売制限がかかる可能性がある
- リミットアップ不可
- 資金が保留されたり、一部返金ができなくなる
- 3か月以内に改善できないとアカウント永久凍結の可能性も
いいことが全くないですね。
事実上、販売を続けていくことがかなり難しくなります。
Below Standard(ビロースタンダード)にならない為の対策
ビロースタンダードにならない為には、2つだけ注意すれば大丈夫です!
- ケースオープンを必ず時間内に解決(ebayに強制終了されないようにする)
- セラー都合キャンセルをしない
たった2つだけに気を付ければ、ビロースタンダードを防ぐことができます。
Below Standard(ビロースタンダード)になった場合の対策
ビロースタンダードになった場合の対策は以下の通りです。
- 3か月で400個販売する(3か月が取引対象期間となる(通常は1年間)ので、3か月より前のdefectが対象とならない)ことでレートを0.3%以下に下げる
- 取引件数を増やして母数を増やす(0.3%以下にレートを下げたいので、1000個中3つという割合以下になるように母体を増やす)
- あきらめてやり直す
ちょっとややこしく見えますが、
要するに、セラーレベルを復活させるためには
たくさん販売をして販売母数を増やし、ディフェクトの割合を0.3%(1000個中3つ)より下げればいいんです。
取引件数が増えてうっかり対応を忘れたり、対応が面倒でケースオープンを放っておくと、
そこからエスカレーションされてebayからケースの強制終了をくらいます。
ケースオープンだけは一番シビアに対応していきましょう。
まとめ
大事な箇所をご案内しましたが、見るべき箇所はまだまだたくさんあります。
サービスメトリクスもその中の一つです。
最近は知識がない(英語がわからない人)・間違った情報で運営している方々はどんどん退場される傾向にあります。
正しい知識をしっかりもってebayを運営をしていきましょう。